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【まず情報を集めるのは問題?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
今の時代、どんな問題でも解決策の情報を集めることが出来ます。
しかし、そこには問題もあります。


最近は便利な世の中で、多くの情報を手に入れることが出来ます。
何か解決したい問題があれば、多くの人は情報を集めます。
そして、多くの方法、手法、ノウハウ、成功例、経験談を知ることが出来ます。
一昔前では考えられないことです。
多くの情報が手に入るのは、一から考えるよりも効率的です。
本当に便利な時代になりました。
しかし、問題の解決能力や、目標の達成能力は上がったのでしょうか?
そうではないと思っています。
ずっと以前から多くの人が解決したいと思っていた課題は、今も解決していません。
達成したいことが達成出来ていない人が多くいます。
いくら入手出来る情報が増えても、効果は上がっていないのです。
なぜなのでしょうか?
情報を手に入れることが難しい、あるいは、そもそも前例がない場合は、自分で考えるしかありません。
効率的ではありませんが、仕方がありません。
しかし、一から考えることは非効率ですが、無駄ではありません。
考える力が自然と身に付くからです。
最近、多くのことを知っている人は大勢います。
しかし、知っているレベルでしかなく、現場の実践で使い、成果を出せるほどには深く理解していないことがほとんどです。
知っている内容には価値があるものが多いです。
先人が苦労して何かを成し遂げた実績があったり、定説と言えるほど汎用性の高いレベルのものも多くあります。
しかし、所詮は知識でしかありません。
では、実際に使え、望む結果を得るには、何が必要なのでしょうか?
それは、深く理解出来るまで、考えることです。
そして実践で使うことで肉付けをすることです。
出来れば、最初は一から自分で考え、現場で試してみる方が良いです。
その上で、他の方法などの情報を集め、研究すると良いです。
考える力を付けるには、自分で考える経験を積むしかありません。
いきなり調べたり、答えを知っている人に尋ねないことです。
最初から上司など、決定権のある人の考えを聞けば、効率的です。
しかし、これも自分で考えることを避けることにしかなりません。
まず自分で考え、たたき台となる意見を持った上で、相談に行く方が良いです。
一から考えることは、効率面から考えると、良いことではありません。
しかし、長い目で見て、成長のためには非常に大きな価値があります。
そのことを理解し、効率だけを求めず、自分で考えることを当たり前に行っている社員が多いのも、現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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