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【あえて相手の意見に従ってみる】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
議論では対立したままで決着が着かないことがあります。
そんな時、時には相手の意見に従ってみるのも意味があります。


ビジネスに限らず、議論を戦わせるのは良いことだと考えています。
議論は、何らかの結論を出すために行います。
そして当然、結論は1つです。
もし2つの意見に割れているとしたら、どちらかを採用すれば、どちらかは却下されます。
いずれの意見を主張している人も、自分の意見の方が良いと考えているから譲らないのです。
そして決着が着かないということは、両者一長一短あるからです。
絶対的に正しい意見があれば良いのですが、現実には優劣があるだけなのでやむを得ません。
しかし、どちらも譲らず、誰もどちらを選ぶことも出来なければ、どうなるでしょうか?
結論が出ません。
そして結論が出ないということは、何も実行出来ないのです。
どちらも採用しないという結論もありますが、ある目的のために何かしなくてはならない場合は、どちらも選ばないという結論では終われません。
このような場合、自ら申し出て、他人の意見に従ってみるという選択肢も考える価値があります。
相手の意見に従ってみることに効果があるのは、ディベートの練習から得られるものと似ています。
ディベートでは、自分の考えと違っていても、ある意見の正当性を主張することを練習します。
つまり、自分とは違う意見を正しいと考える立場に立つのです。
もちろん、相手の意見の正当性を主張する立場で考えるので、相手の意見を批判的に見てはいけません。
相手の意見を通すために、論拠を組み立てます。
元の自分の主張の論拠な不十分な部分を探します。
つまり改めてクリティカルに考えるのです。
ビジネスの議論は、勝ち負けではありません。
より良い結論を導き出し、より良い意思決定をするのが目的です。
そのためには、議論に熱くなり過ぎてはいけません。
人は議論になると、完全に冷静にはなりません。
そこで冷静に、クリティカルに考えるために、意図的に、相手の意見に従う立場に身を置いてみるのも1つの方法です。
相手の意見に従うのは、相手に花を持たせたり、譲歩したり、貸しを作るのが目的ではありません。
あくまでも、より良い結論にたどり着くためです。
そのためであれば、あえて自分の意見や主張から離れられるのも、現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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