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【小さな変更でも起こる現場の混乱】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ある会社で機器の入れ替えをしていました。
ところが現場は混乱していました。
どこに問題があるのでしょうか?


その機器は複数の部署で使っているものでした。
しかも、社内だけでなく、社外の関係者が利用することもあります。
機器を入れ替えるにあたり、総務系の部署が機器の選定から業者の決定、入れ替えの作業段取りに日程調整などを行っていました。
もちろん機器の選定にあたり、機能的なことを利用する部署に伝え、相談しながら決めていきました。
当然ですが、機器を新しいものにすれば、操作方法が変わります。
利用する人たちに伝えることが必要になります。
元々機器を入れ替える日に、操作方法などを説明する予定にしていました。
そのスケジュールを伝えた頃から問題が起こり始めたようです。
現場で重要なのは操作方法以上に運用方法です。
各部署でどのように運用するか?
関係する部署と連携する方法をどのようにするか?
これが決まっていなければ、操作方法を教わっただけでは、業務に支障が出ます。
特に今回の機器は社外の関係者も利用するものです。
社外の関係者にも負担を最小限にするように、運用方法を考えなくてはなりませんし、説明もしなくてはなりません。
いずれにしても、機器の入れ替え当日に操作方法の説明を受ければ良いというわけにはいかないのです。
実はこのようなことは、事の大小はともかく、多くの会社で日常的に起こっています。
このような問題が起こる原因は、俯瞰して多面的に考えられていないことにあります。
会社の業務はお互いに関係しています。
一部署にとっては小さな変更かもしれません。
しかし、その影響する範囲が大きい場合もありますし、影響も甚大なこともあります。
何かを変更する場合、その影響範囲と、影響の大きさ、影響の中身を考慮に入れることが重要です。
そしてこれらを考慮に入れた上で、変更の決断と、実行への段取りを組むことが必要です。
これが出来るのも、現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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