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【益々よく分からないハラスメント】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
多くの管理職が高い関心を持っているのがハラスメントです。
しかし最近、益々よく分からなくなってきました。
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体操のコーチのパワハラが話題になっています。
暴力などのパワハラ行為があったと処分されましたが、被害者であるはずの選手がパワハラと感じたことはないと表明し、コーチの処分の軽減を求めました。
今回のケースに限らず、暴力自体に問題があることは間違いありません。
暴力もハラスメント行動の1つと言えるかもしれませんが、本来別のものなので、分けて議論すべきものです。
元々ハラスメントは、されている側が問題だと声を上げたことから認識されるようになりました。
何がハラスメントに当たるかについて、さまざまな議論がありますが、最終的には、受けた側がハラスメントだと感じればハラスメントだという認識が一般的です。
ところが、今回のケースでは、受けた本人がハラスメントだと感じてないと言っても、第三者がハラスメントだと認定しています。
これが通るならば、元々分かりにくいハラスメントが益々分かりにくくなります。
もし受けた本人が否定しても、第三者がハラスメントかどうかを決められるとしたら、2種類の考え方のいずれか、あるいは両方を採用しなくてはなりません。
1つ目は、ハラスメントに当たる行為を明確に定義出来るという考え方です。
暴力を別に考えても、実際は、何がハラスメントになるかどうかが具体的には明確になっていないことが、多くの人、特に管理職など立場が上の人が神経質になっているのです。
もしハラスメントに当たる行為を明確に定義出来るのならば、何をしてはいけないのかがはっきりするので、対策も立てやすくなります。
もう1つは、周囲の人がハラスメントだと感じたら、それもハラスメントと認定出来るという考え方です。
周囲の人が見て、酷い、厳し過ぎる、可哀相と感じたらハラスメントと認定されるのです。
これが一般的に採用されるとすると、管理職など上の立場にいる人は、もっと部下などとの接し方に神経質にならなくてはなりません。
今回のケースが、どのような結末を迎えるかには注目する必要があります。
何がハラスメントになるのか?
ハラスメントを避けるために、どうすれば良いのか?
これが大きく変わるかもしれません。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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