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【自分の感情を上手く扱えていますか?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
自分の感情を上手く扱うことは、ビジネスパーソンにとって大切なことです。
しかし、それは簡単ではないようです。


先日、ある市の首長が暴言を吐いたことが報じられました。
その首長は以前、市の職員に対し激昂して暴言を吐き、マスコミに報道されたこともあり、責任を取って辞職しました。
その後、選挙で市長に再度選ばれました。
選挙活動中、そして再選された時、アンガーマネジメントの研修を受け、怒りに任せて暴言を吐かない方法を学んだと言っていました。
ところが今回、市議会議員に対して暴言を吐いたことで、再びニュースに取り上げられました。
この市長の組織のトップとしての資質を問うことはテーマではありません。
激昂して暴言を吐くといった、人を傷付けるような行動だけでなく、感情が行動の原因であることは多いものです。
例えば、辛いことや悲しいことがあると、何も手に着かなくなるのも、感情が特定の行動を引き起こしています。
そして、感情が原因の行動に問題があり、課題だと感じている人は少なくありません。
世の中には、アンガーマネジメント以外にも、感情をコントロールする方法が紹介されています。
それらは効果があるのでしょうか?
先程触れた市長の報道の中で、アンガーマネジメントを学んだ出演者が言っていたことが印象に残りました。
・学んだだけでは出来ない
・研修で出来ても、実生活では出来ない
・本当に出来るようになるには十分な練習が必要
・一度出来るようになっていても、練習を続け、意識し続けなければ出来なくなる
これは、知識やスキル、ノウハウにも共通して言えることです。
感情の扱う方法と、どちらが難しいかは分かりません。
しかし、この市長だけでなく、アンガーマネジメントを学んだけれど、十分に身に付けることが出来なかった人は少なくないようです。
少なくとも、難易度は高いと思われます。
知識やスキルやノウハウを実践で使えるようになるには、練習を積むことが必要です。
感情の扱い方など、難易度が高いものは、常に意識することが大切ですし、より多くの練習が必要です。
このことを受け入れ、必要な課題を克服するためには、練習を積み重ねているのも現場力の強いビジネスパーソンの特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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