オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

行動制限が緩和され、経済活動が活発化しています。そこで課題となっているのが人員確保です。

新型コロナの影響で、経済活動がほとんど止まっていた業界は少なくありません。政府からさまざまな支援策も打たれました。しかし、実質的にビジネスが止まっていた業界では、従業員を以前のまま抱えた続けることは困難でした。

正社員に早期退職を促した会社も少なくありません。契約社員の契約を打ち切った会社も多いです。正社員や契約社員も減らさなくてはならないほど仕事がないのです。アルバイトやパートには、してもらう仕事がなかったため、ほとんど出勤してもらわない状態が続いていた事業者も多いです。

最近になって、仕事が増えてきた会社も多くなってきたようです。そうなると問題になるのが人手不足です。新型コロナ以前から、業種によっては採用に苦労していました。募集しても、数を集めるのも簡単ではありません。とは言え、営業自粛、暇な時に余剰人員をが抱えるのは現実的ではありません。

しかも、業務は人の数が足りていれば回るわけではありません。新たに人を確保出来ても業務を分かっていないので教えなくてはなりません。以前からいた従業員も、しばらく業務から遠ざかっていれば、以前のような質とスピードで業務がこなせるわけではありません。人手を確保出来ても、実質的な能力は低下しているのです。

そのような中で業務量が元に戻れば、現場は業務を回すのに四苦八苦することになります。それでも業務は回さなくてはなりません。お客様や取引先に満足してもらわければなりません。もちろん迷惑をかけたり、不満を感じさせるのは避けなくてはなりません。そうしなければ、先のビジネスに悪い影響が出るからです。

業務を回すのに苦労するのは現場の従業員です。そして、問題があると、まず最初に矢面に立つのは従業員です。忙しく頑張っていてもクレームなどの対応しなければならないと、従業員も疲弊し、不満も溜まります。そうした従業員の不満の矢面に立つのは経営者です。そしてどんな事情があっても、業務を回し、従業員の不満も解消しなくてはなりません。出来なければ、離職者が出て来るでしょう。

まさしく八方ふさがりです。自粛が続いている間は、経済活動が活発になれば良いとばかり思っていたでしょう。しかし、実際に動き始めれば、また別の問題が起こります。そして、難問山積の状態になってしまっている会社が多いです。

では自粛中に、何が出来たのでしょうか？

現実的に、自粛が続いている間に、出来ることは多くなかったはずです。出来ることがあるとすれば、この機会に、従業員の数が少なくても、あるいは習熟度の低い従業員が多くても業務が回るように、業務のやり方を見直すことでしょうか。しかし言うのは簡単ですが、実際に行うのは難しいものです。それでも取り組む価値があるでしょう。

今、起こっている問題を回避することは出来なかったとしても、何とかしなくてはならないのが会社です。そして、その責任があるのが経営者です。本当に経営者は大変です。

だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています！

長尾洋介

経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
２０１１年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE（ビブラビ）はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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