神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスには交渉がつきものです。
合意出来ない交渉は、失敗なのでしょうか?
交渉と言うと、商談などのように大きなことが頭に浮かぶかもしれません。
しかし、同僚に手伝ってもらうなどの頼み事も交渉だと言えます。
ビジネスでは、常に誰かと交渉しているものです。
交渉の中には、依頼のようにどちらかの要望を叶えるために行われるものもあります。
商談のように、双方の希望する条件を満たすように行われるものもあります。
いずれにしても、交渉は合意を目指して行われます。
しかし交渉に入ると、さまざまなことが起こります。
自分の要望を通すために、駆け引きする人もいます。
一方的に相手の譲歩を求める人もいます。
合意することを最優先し、一方的に譲歩してしまう人もいます。
このような形で決着すると、どちらか片方は満足し、もう一方は不満が残ります。
出来れば避けたい合意です。
そこでより良い交渉のあり方として、2つのパターンがあります。
いずれも、双方の要望を明らかにすることから始まります。
1つ目は、双方が譲れるものは譲り、双方が本当に得たいものを得る条件を満たす、お互いに納得出来る条件を話し合うパターンです。
もう1つは、今検討しているのと全く違う、双方の要望を叶える第三案を考え出すパターンです。
しかし、双方が満足出来る合意内容を見つけ出せないこともあるのが現実です。
その場合は、片方、あるいは双方が、受け入れたくない条件を飲んでまで合意するのが良いのでしょうか?
交渉を始めると、何とか合意に至らないといけないという思いが強くなります。
しかし、どうしても双方が満足できる合意が出来ないならば、無理に合意する必要はありません。
どうしてもどちらかが無理な条件を飲まなければ合意出来ない場合、決裂するのではなく、円満に不成立にするのも選択肢の1つです。
これは交渉の失敗ではありません。
双方が満足出来る合意を目指してように話し合い、双方が満足出来ないことが明らかになれば、円満に不成立と出来るのも強い現場力に必要なものの1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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