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小さな会社の大企業病?

 最近は聞かなくなりましたが、

「大企業病」という言葉をよく聞いた時期がありました。

 

組織が大きくなると、いろいろと弊害も出てきます。
スピードが遅い
官僚的になる
保守的になる
などが代表的な症状です。

 

原因や病名が何かはともかくとして、
このような症状が会社にとって
良くないことは間違いありません。

 

ところで、
原因に違いはあるでしょうし、
「大企業病」という診断はくだされない
かもしれませんが、
同じような症状がある

中小企業も、少なくない印象を持っています。

 


 

一つずつ症状を見ていきましょう。

 
 

まず、「スピードが遅い」です。

会社が大きくなると、意志決定が遅くなります。
他の事業とのバランスや影響
調整が必要な関係部署の数の多さ
複雑になる仕組みや計画
体制作りや人事
などなど、組織が大きくなると
必要な検討事項が多くなります。
大きな船を動かすには、
それなりの準備も必要ですし、
急旋回はできません。

 

では、中小企業は迅速に動けていますか?
検討するにはブレインが足りない
実行するには、ヒト、モノ、カネが不十分
社長が実務で忙しくて考えている時間がない
などの理由で、
放置していることはありませんか?

 

決定すれば、迅速に動くことは出来ます。
もちろん、決定しても
思うように進まないこともあります。
しかし、決定に時間がかかっていることが
意外に多いのではないでしょうか?

 
 

次に、「官僚的になる」です。

大企業では、だいたい手続きが煩雑です。
決定のプロセスも、きっちりとしています。
何事も、下から段階を踏まなくてはなりません。
その一段一段を上がるために、
上司と相談し、内容を詰め、了承を取り付けます。
このプロセスを何度も繰り返す必要があります。
これには、精度を高める効果があります。
そして、多くの関係者の合意を形成出来ます。
しかし、この形式に縛られてしまう習慣が
染み付いていまい、形式や儀式が
目的化してしまうことも引き起こします。

 

では、中小企業企業では、どうでしょう?
このような官僚的なことは多くないでしょう。
ただし、少し会社の規模が少し大きくなり
社内の業務をきちんとルール化し、
文書化を徹底しようとしている場合、
意外に手続きの煩雑さから官僚的な
弊害が出て来ることが見受けられます。

ルールを真面目に徹底しようとすることが、
官僚的にしてしまうことがあります。
注意する必要があるかもしれません。

 
 

最後に「保守的になる」です。
 

大企業では失敗を嫌います。
ですので、徹底的にプロセスを踏んでいきます。
それによって、特定の人が責任を負わないで良い
という状況を作り上げます。
さらに、そのプロセスの中で、
大企業には、賢い、優秀な人が多いですから、
起こる可能性のある問題やリスクを
漏れなく洗い出します。
そして、その全てが解決されないと、
ゴー・サインが出ません。
いい加減な検討で、物事を進めようとしても、
誰かが気付き、差し戻されます。
つまり、時間がかかるだけでなく、
少しでもリスクのある案件は、
上に上がっていかないのです。

 

さらに、新しいことに取り組むには、
社員に負担がかかります。
今までのやり方を変えたり、
新しいことを覚えたり
しなくてはなりません。
人は、誰でも慣れたことをする方が楽です。
上手くいくかどうかは絶対ではない
慣れないことをするのはしんどい
じゃあ、今まで通りで良いのでは?
こんな風に考えるのは、自然なことです。

 

この変化への抵抗は、
中小企業でも同じではないでしょうか?

また、トップ・ダウンは機能しても、
下からの提案は、どうでしょう?
報連相は出来ていても、
アイデアや外部からの情報からの提案、
上がってきていますか?
 
 
以上、見てきたように、

原因や背景は違っていても、
「大企業病」と言われているモノの、
良くないとされている症状は、
中小企業にも見受けられます。

 

それでも、機を見て迅速に動けることが
中小企業の強みです。
迅速に動けないといけません。

 

しかし、見てきた通り、
自然に放って置いても、
規模が小さいから迅速に動けるか
と言えば、そうではないと思っている方が
正しいかもしれません。
その上で、大企業病の症状を意識しながら
迅速に動かすことが大切です。

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