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【使い慣れた説明資料の落とし穴】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
使い慣れた説明資料は、使いやすいものです。
しかし、そこには落とし穴があります。


何かの資料や説明シナリオ、プレゼンテーションなどのスライドなどは、最初に作る時は集中して作ります。
説明内容を吟味し、説明の順序を考え、資料を作成していきます。
その時の完成度は高いはずです。
何度も使うと、使い慣れてきます。
こなれていくので、問題がないように思えます。
似たようなケースでも、少し変更して、使い回したりします。
もちろん仕事を効率的に行うことは、良いことです。
ところが、修正したり、使い回し続けると、いつの間にか、どこかおかしくなっていくものです。
説明内容のつじつまが合わなくなったり、理解しにくい順番になっているなど、全体の構成もおかしくなることがあります。
全体の構成がおかしくなると、説明が分かりにくくなります。
問題は、この分かりにくくなっていることには、本人が気付きにくいことです。
慣れというのは怖いものです。
そして説明する現場では、何とかこなしてしまえます。
もちろん、資料を見直すのは面倒なことです。
最初に作った時の苦労は覚えています。
愛着もあります。
実際には、最初から分かりにくい資料だった可能性もあります。
作った本人にとって分かりやすい資料が、他の人にとっても分かりやすいとは限りません。
最初からであれ、途中からであれ、分かりにくい資料を使い続けることは、効果的ではありません。
説明資料は、他人にも評価してもらうこと、そして時には一から見直してみることが大切です。
説明資料など使い慣れたものでも、定期的に見直すのも現場力の高い現場の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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