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【他社の成功事例や方法論で効果が出ない原因】

他社の成功事例や効果のあった方法論は研究に価します。
ところが取り入れても同じような効果が得られるとは限りません。
どこに原因があるのでしょうか?


社内でマニュアルを整備している会社が増えています。
社内で作られるマニュアルは、社内での成功した実績のあるものをベースとしています。
ところが同じマニュアルに従っていても、その成果にはバラツキが出ます。
同じ社内の成功事例なので、一定以上の成果が得られそうです。
それでも、成果にバラツキが出るのが現実です。
それに比べて他社の成功事例や効果のあった方法論は、社内以上に前提条件が違います。
社内のマニュアル以上に成果に違いがあって当然です。
どれだけ他社で実績があり、有効性が確認されていても、自社で効果があるかどうかは分からないのです。
そこで、以前にもブログにも書いた通り、自社の業界や規模、マーケットなどの環境に合わせて修正することが重要になります。
しかし、成果が出ない原因は、それだけではありません。
マニュアルや方法論など文書化されたものを、形式知と言います。
一方、文書化されていないけれど、定着しているものを暗黙知と言います。
組織文化を代表とする暗黙知がその組織の行動パターンや判断パターンを決めています。
例えば同じマニュアルを与えられても、組織が違えば微妙に行動に違いが生まれます。
この微妙な違いが成果に影響を与えます。
暗黙知は社内に深く浸透しています。
また、社員は暗黙知に従っていることを意識していませんし、はっきりと表現されていることもありません。
内部では認識しにくいものです。
現実には、形式知は暗黙知という基礎の上に存在しています。
暗黙知に応じて形式知を変える必要があるのです。
他社の成功事例や、実績のある方法論を採り入れる場合、会社の置かれている環境、社内の状況などを考慮し、論理的に考えて適合させることが必要です。
さらに、社内にある暗黙知との整合性も取る必要があります。
そのためには、PDCAのサイクルを回し続けるしかありません。
新たに取り入れるものを成果が出るように適合させる力、これも重要な現場力の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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