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【目的と手段を選ぶ上で大切なこと】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスだけでなく実行することには、何か目的があり、そのための手段があります。
目的を決め、手段を選ぶのに何が大切なのでしょうか?


会社のような組織を動かす場合、必ず何か目標や目的があります。
ミッションやビジョンのような全社に関わる長期的なものもあります。
年度ごとの目標や課題克服や問題解決などのように、短期的なものや、特定の部署など社内の一部だけが関係するものもあります。
これらの目的を決める上で重要なことがあります。
それは、多くの人が魅力を感じ、賛同してくれることです。
全社レベルの目的では、マーケット、取引先など社会の評価を気にしなくてはなりません。
そして目的を果たすために会社を動かすには、社内の評価も考慮に入れる必要があります。
そして、目的が決まれば、それを実現するための手段を選ばなくてはなりません。
手段を選ぶには、さまざまな要素を比較する必要があります。
コストや許容される期間、会社のさまざまな能力などの制約条件を満たす実行可能性の高いものでなくてはなりません。
また、目的を果たすための手段ですので、実効可能性の高いものでなくてはなりません。
では、この2つを満たしていれば良いのでしょうか?
論理的には正しいのですが、この2つだけでは不十分です。
もう1つ重要なことがあります。
それは道義的に、倫理的に正しいかどうかです。
実行可能性が高く、実効可能性が高い手段の中には、非合法なものもあります。
もちろん、これは論外です。
さらに倫理的に問題があるものも避けなくてはなりません。
そして、実行する段階でも倫理的であることも重要です。
手段を実行するのは社員であり、場合によっては外部の専門家などの協力者です。
出来れば実際に実行する人たちが賛同してくれるものが好ましいですし、少なくとも納得してもらうことが必要です。
そのために必要なのは、手段に加えて、関係者に実行させる方法も、論理的にも倫理的にも正しいことが必要なのです。
このように考えていくと、会社という公器が行うビジネス活動は、その目的も手段も倫理的に正しいことが重要です。
これが貫き通されているのも、現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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