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【指示に従ったのに結果が出ない?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
細かく指示したのに、期待した結果が出ないことがあります。
何が問題なのでしょうか?


今の時代は、マニュアルを整備し、細かく説明して、仕事を教えることが求められています。
最近は、見て盗め、あるいは、とりあえずやってみろ、という指導は減っているようです。
しかし現実には、以前と比べて仕事の成果が上がっているという声は聞こえてきません。
むしろ成果が下がっていると感じている人も多いようです。
その原因の1つと思われることが、十分な成果が上がっていない場合の、教えられ、指示される側の多くの人が挙げる、成果が上がっていない理由の中にあります。
それは、
マニュアル通りにしたのに
指示通りにしたのに
という理由です。
この種の理由を聞くと、指導している側の人の中には、残念に思う人も多くいます。
なぜなら、仕事は求められる成果を上げることが目標です。
マニュアルを覚え、マニュアル通りに行うことや、指示通りに行うことが大切なのではないからです。
マニュアル通りに仕事をしたり、指示に従ったことは、求められる成果が上がっていないことの理由にはなりませんし、免罪符にもなりません。
この認識の違いが残念に感じさせるのです。
では、どうすれば良いのでしょうか?
1つ目は、指導する時に、以下のことをきちんと伝えることです。
・マニュアルや指示内容は手段であって、目的は成果を上げること
・マニュアルや指示は基本形であり、現場に合わせて応用しなくてはならない
・応用力をつけるには、実践経験を積み、そこから学ぶしかない
以上、3点です。
2つ目は、現場で実践したことを一緒に振り返り、経験を学びに変える手助けを行うことです。
最近はマニュアルが充実していて、マニュアルがあることが当たり前と考えられています。
そして、期待した結果が得られなければ、マニュアルや指示が悪いと判断する人も増えているようです。
しかし、マニュアルは所詮マニュアルです。
実践で使いこなし、成果を上げるには経験を積み、そこから学ぶことを通して応用力をつけなくてはなりません。
成果が出ない原因は、マニュアルや指示内容にあるのではなく、それを実践で使いこなせるだけの応用力が不足しているケースがほとんどです。
そして、応用力を身に付けるには、経験を積み、振り返り、経験から学ぶしかありません。
このことをしっかりと伝え、指導しているのも現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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