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【意見の違いから生まれるもの】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
部下や同僚と意見が違うことがあると思います。
そのような時、どのような空気になりますか?
意見の違いは、何を生み出しますか?


皆が同じ意見を持っていると物事は簡単です。
しかし、現実は違います。
意見が違っている場合、どんな空気になるでしょうか?
多くの職場で見られるのは2つです。
1つ目は、激しさの程度はあれ、言い争いになるパターンです。
2つ目は、誰かが黙ってしまうパターンです。
多くの日本人は議論が苦手です。
意見が違うと、自分の主張を通そうとする人と、引っ込める人とがいます。
その組み合わせによって、上の2つのパターンになります。
意見の違いは、歓迎すべきものだと考えています。
意見の違いは、持っている情報の違い、同じ情報の解釈の違い、そして判断基準の違いによって起こります。
きちんと意見の違いの理由を共有することには2つの効果があります。
新しい情報を知ることが出来ることと、他人の解釈や判断基準を知ることが出来ることです。
意見の違いから学べることも多いですし、相互理解を深める良い材料になります。
意見の違いがある場合、最初にすることは、その理由を話してもらい、共有することです。
頭から否定せず、相手を理解する姿勢で尋ねれば、話してくれるはずです。
ここで気を付けなくてはならないのは、自分の主張を通そうとする人への対応です。
共有することは、反論の理由を与える可能性もあるので、言いたがらないことも多いです。
特に強く主張している場合、引っ込みがつかない可能性があります。
そのような気持ちにも配慮しながら尋ね、話してもらうようにしなければなりません。
引っ込みのつかないような主張の仕方は、まっとうな議論を難しくします。
誰か一人でも、このような主張の仕方をし、意地を張る人がいると、意見の違いから学ぶことが出来ません。
違う意見が出た場合、それが争いや仲たがいの素になってはもったいないです。
お互いに学び、より良い結論を導き出し、お互いの理解を深める機会にしたいものです。
意見が違った場合、まっとうな議論が出来るのも現場力の強い会社の特長の1つなのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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