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【変化に対応するために必要なこと】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
変化が激しい時代です。
会社も変化に対応しなくてはなりません。
そのために、何が必要なのでしょうか?


最近は業務の効率化が優先されているようです。
効率化は、今していることを短時間、短期間で行い、無駄を省くことです。
効率化によって、利益を増やすことが出来ます。
それは会社にとって価値があることです。
しかし弊害もあります。
効率化を徹底すると業務が硬直化します。
知恵が入り込む余地がなくなり、変化への対応が難しくなります。
効率化が最も苦手なのは、変化への対応です。
では、効率化を徹底すれば何が起こるのでしょうか?
存続している限り、どんな会社にも特有の強みがあります。
しかし時代が変化すれば、その強みの価値が下がっていく可能性があります。
効率化で、今の強みを最大限に活かすことは可能です。
一方、時代の変化と共に、今の強みの価値が下がっていく現実もあります。
つまり、時代の変化に対応すること、価値のある新たな強みを獲得することが難しくなるのです。
そこで必要なのは、あえて非効率的な部分を作るのです。
時代の変化を感知し、変化への対応を模索する余地が必要です。
部門を横断する議論も必要です。
これらはいずれも、非効率的なものです。
例えれば、ハンドルの遊びのようなものです。
遊びのないハンドルは、効率的なようで、実は危険で脆いものです。
合理化一辺倒では、時代の変化に対応することは出来ません。
時代の変化に対応するには、意図的に遊びの部分を作らなくてはならないのです。
効率化を推し進めながらも、変化に対応するための余地も確保しなくてはなりません。
そのバランスを決め、コントロールするのも、経営者に必要な現場力の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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