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【増え続ける社内ルールから見える問題点】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
組織を運営する上で社内ルールは必要です。
企業統治の重要性が高まっていることもあり、社内ルールは増え続けています。
必要とはいえ、社内ルールを見ていると、その会社の問題が分かります。


社内ルールから見える問題にはさまざまな種類があります。
その中で、一番問題なのは、消極的な組織文化です。
このような会社の特徴は、内向きなルールが多いことです。
社内のルールは、法律や規制に対応するか、業務の円滑な遂行が主な目的です。
法律や規制に違反すれば、罰せられることもありますし、マーケットからの批判を受けます。
業務が円滑に進まなければ、マーケットの期待に応え続けることが出来ません。
このような事態にならないように、必要なルールは自然と増えていきます。
ところが、必要以上にルールが多い会社があります。
どんなルールが多いかと言うと、対外的に問題になるような事態になった時のためのルールです。
対外的に説明するために、社内ルールを整備していたことをアピールするため、そして誰かが社内で責任を取らないで良いためのルールです。
つまり、内向きのルールです。
内向きのルールが多い会社では、社員には保身の行動が定着しています。
社員にとっては安心かもしれませんが、活力は感じられません。
企業統治は大切ですが、保守的過ぎると必要な変化を起こすことが出来ず、時代に取り残されてしまいます。
社内ルールは諸刃の剣です。
適切な社内ルールを持ち、適切に運用出来るのも、現場力の強い会社の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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