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【与えられた役割に部下が不満を持つ理由】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会社には多くの仕事があります。
それを社員で分業することで、会社全体を運営しています。
社員の中には、自分に与えられている役割に不満を持つ人もいます。
どこに問題があるのでしょうか?


会社勤めの場合、どんな仕事が任せられるかは会社に決められます。
現実的に決めているのは上司であることも多いです。
先日、上司の仕事の振り方に不満を持つ若手社員と話す機会がありました。
新たに若手社員に任せる業務が発生した時、上司は別の若手社員に任せたそうです。
任された社員は、その社員の1年後輩でした。
任されなかったことへのショックもあったかもしれません。
上司がえこひいきしていると感じていました。
上司には後輩社員を選んだ理由があるはずです。
もしかしたら、その社員に任せない理由もあるかもしれません。
しかし、ここで大切なのは、上司の理由が正当かどうかではありません。
問題は、選ばれなかった社員が不満を感じていることです。
そして不満は、やる気を失わせるからです。
ここでのポイントは、
任せる社員を選んだ理由が伝わっているかどうか
選定に不満を持っている者がいるかどうか知っているか
そして、
不満を持っている者をフォローしているか
です。
そして、注意して欲しいのは、任された部下が選定に不満を持っている可能性があることです。
期待は一定のレベルを超えると負担になり、新たに任されることが増えることが不満になることもあります。
重要なのは、何か仕事を部下に任せる時に、その部下を選んだ理由をきちんと伝えることです。
そして、他の部下を選ばなかった理由も、本人に伝える必要がある場合もあります。
特に、何か改善して欲しいことがあれば、それを伝える良い機会でもあります。
部下にとって、仕事の割り振りは、上司の自分への評価を判断する材料になります。
疑心暗鬼は上司への信頼を低下させ、やる気の低下にもつながります。
部下を疑心暗鬼にさせないように、十分な情報を与え、コミュニケーションを取ることが、管理職の現場力を左右するのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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