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【机上の空論は避けられるのか?】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
現場から見ると実情を分かっていない決定事項に対して、机上の空論と評されることがあります。
会社の上層部やコンサルタントなどのアイデアに対して言われることが多いものです。
それでは、現場の社員が考えれば机上の空論のような結論は出ないのでしょうか?


実は、現場の社員が考えた対策ても、机上の空論のことがあります。
論理面で甘いこともあります。
現場で分かっているつもりで使った前提条件が間違っていることもあります。
何かを変えたり、加えたり、減らしたりしたことの、他への影響が想定外のこともあります。
検討の時に気分が盛り上がり、楽観的で前向きになり過ぎることもあります。
誰が考えた対策でも、実行してみないと分からないことがある、という事実を忘れてはいけません。
ワーク・ブレイクダウン・プログラムでは、会議で決めたことを実行することを最も重要なことの一つだと考えています。
実行することで、分かることが多くあります。
先ほど挙げたことが、実行を通して検証されることになります。
そして実行を通して分かったことを元に、対策を修正することが重要なのです。
完璧な対策でなければ机上の空論と判断するならば、避ける方法はありません。
誰が作っても、最初から完璧な対策が作れることはないからです。
求められている成果を出すためには、考え得る最良の対策を考えた上で、実行し、修正していくことが必要なのです。
そして、その経験を積み重ねることによって、考え出す対策の質も上がっていきます。
その精度を上げていくには、経験を通して学び、現場の考える力を伸ばすしかないのです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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