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意思決定しない経営者は決断力がない?

経営者の現場力
2021/06/01 情報を更新いたしました。
 
 

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。

意思決定するのは経営者の役割です。
しかし、意思決定しない経営者もいます。

 

目次

何も決められない社長?

うちの社長は何も決められない!

そんな不満の声を社員から聞くことがあります。
何も新しいことを始めず、今までしてきたことを継続している経営者は、何も決められないと感じます。
また、社員の方から提案したり、依頼しても決断してくれなければ、同じように感じます。

では、そのような経営者は、決断力がなく、何も決められないのでしょうか?

 

社長の決断は重い

経営者が行うようなテーマの場合、意思決定の責任は重いです。
まず、経営者は結果責任を負う立場です。
自分の決定の重さが分かっているだけに、慎重になって当然です。

また、社内だけでなく、取引先や金融機関などの関係者に説明しなくてはならないことも少なくないので、論理的に説明出来る決断をする必要もあります。
つまり、経営者が行う意思決定は、かなり手間と労力の必要なことなのです。

経営者の意思決定は、簡単に出来るものでもなければ、して良いものでもありません。
それが分かっているので、経営者も迷い、悩みます。

現実問題として、簡単に意思決定出来ないのも理解出来ます。
そのような性格のある経営者の意思決定ですが、決めるべきことを決めていない理由は1つではありません。

 

本当に決めるべきことを決めない経営者もいます

経営者によっては、決断しない、と公言する人もいます。
社員から見ると、開き直っているようにしか思えません。
実際、経営者の役割を放棄していると言えます。

また、公言はしなくても、出来れば決断を避けたいと考える経営者もいます。
とにかく決めたくないので、何かと理由を付けて、決断しません。
そして先延ばしにし、その内にほとぼりが冷め、社員が忘れてくれたら良いと思っています。
役割から逃げていると思われたり、優柔不断だと思われても仕方ありません。

そして、意思決定するのは自分の役割だと認識し、真剣に考えているけれど、考えているうちに時機を逸してしまうこともあります。
これも社員から見ると、決めるべきことを決めていない、つまり決断力がないと思われます。

 

決断しない理由は何であっても決断し、説明することが大切

このように、結果として決断していなくても、理由はさまざまです。
しかし、理由が何であっても、共通していることがあります。
経営者が決めなくてはならないことを決めないのは、何もしないと決断しているのと同じことだ、ということです。
提案されていることであれば、却下しているのと同じなのです。
このことを理解し、しっかりと検討した上で、イエスとノーをはっきりと伝え、求められればきちんと説明出来るのも、経営者の現場力の必要な要素の1つです。

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