オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
自民党が少数与党となったことで野党からの企業献金禁止圧力が高まっています。企業献金は禁止すべきなのでしょうか?
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個人や企業はなぜ政治家や政党に献金するのでしょうか?
支持する政治家や政党が目指している国、実現しようとしていることに賛同しているから、と答えるでしょう。もちろんその通りです。政治家や政党を応援する手段は主に二つです。一つは選挙で投票することで、政治家の議席確保、政党の議席数増に貢献することです。そしてもう一つは、政治活動に必要なお金の調達に貢献することです。資金調達支援の一般的な貢献の方法が献金なのです。
野党からは企業献金で政策がねじ曲げられると主張しています。献金を受けた企業や業界に有利なように政策を考えることを問題視しているのです。それは正しいのでしょうか?
卵と鶏の話ではありませんが、政治家や政党が掲げる政策は、そもそも政治家や政党が理想としていることの実現なのでしょうか?それとも支持してくれる個人や企業の要望に応えるために作ったのでしょうか?個人や企業は、政策に賛同している政治家や政党を選んで支持しているのでしょうか?それとも自分たちが望むことを取り入れてもらいたいから支援するのでしょうか?
最終的には個人も企業も政治に望むことを公約としている政治家や政党を応援するということになります。しかし、それはある意味、綺麗事でしょう。実際には企業として自分の業界にとってして欲しいことを推し進めてくれる相手を応援するのです。これは企業から考えると当然です。企業献金の原資は会社として従業員が頑張って働いて得た利益なのですから。
これを企業のエゴと言うかもしれませんが、個人も似たようなものです。自分がして欲しいことをしてくれる相手を支援します。
そして例えば労働組合などもほぼ同じです。労働者を守るという大義は正論ですし、反論しにくいです。どう守るかについては、労働者と一括りにするのは無理です。各論になると異論が出ます。労働組合の主張に全ての労働者が賛同しているわけではないのです。それでも労働組合は、労働組合が正しいと思う労働者のためにして欲しいことの実現のために尽力してくれる相手を支援します。
結局、個人も企業も団体も自分たちがして欲しいことを実現するために政治家や政党を支持し、支援します。お金か動員や投票への働きかけか、支援の手段が違うだけです。特にお金だけが悪いというのもどうかと思っています。
どうもお金は汚い物という考えが根底にあるようです。もちろん、政治にあれほど巨額のお金がかかる状態には問題があるでしょう。使い道を規定し、公開することも必要です。もちろん大義や建前も大切ですが、綺麗事だけでは政治ができないことは多くの人が分かっています。そして、やたらと綺麗事や正論を振りかざす人も疑わしいことも。
理想と現実、この二つを使い分けることが現実には必要なことだと考えています。これは政治も経営も同じです。そして、会社でこの使い分けを行う立場なのが経営者です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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長尾洋介プロフィール
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