オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
ビジネスを成長させるために、今のビジネスを見直す必要があることもあります。どのようにそのアイデアを考えれば良いのでしょうか?
時代の変化と共に、マーケットもマーケットのニーズも変化していきます。今のままでは将来、時代の変化に対応できない可能性があります。このように考えている経営者は多いようです。
そのアイデアは多岐にわたります。新商品やサービスを開発する、マーケットを拡大する、新しいマーケットへ参入する、場合によっては別の業界に移ることなどです。いずれにしても新しい領域に踏み出すことになります。
戦略的経営の父と呼ばれる経営学者アンゾフが成長戦略を考えるために開発したフレームワークが、「アンゾフの成長マトリクス」です。このマトリクスでは、商品と市場を軸にし、これらを既存と新規に分けています。
マトリクスの一つ目は、既存の商品を既存の市場で売って成長を目指す市場浸透戦略です。需要を喚起したり、シェア拡大するためのマーケティング、営業、販売などの強化がポイントです。
二つ目は、新しい商品を既存の市場で売って成長を目指す新商品開発戦略です。魅力があり、競合他社と差別化できる商品やサービスの開発ができるかどうかがポイントです。
三つ目は、既存商品を新しい市場で売って成長を目指す新市場開拓戦略です。新しい市場を開拓するためには、売る力と販売網を作ることがポイントです。
四つ目は、新しい商品を新しい市場で売って成長を目指す多角化戦略です。商品開発と市場開拓と同時に実現することがポイントとなります。
アンゾフは、この四つの成長戦略の内、多角化戦略が最も難しく、ハイリスクハイリターンだと言っています。次に難しいのが、新市場開拓戦略です。既存以外の市場にはすでに競合他社がいます。競合他社に勝つのは簡単ではありません。
アンゾフがまず検討すべきだと言っているのが、市場浸透戦略、そして次が新商品開拓戦略です。
ビジネスで一番コストも労力もかかるのが市場開拓です。今までの投資と努力の積み重ねの結果持っているのが、今のマーケットとお客様です。リスクが低く、成長の可能性が高いのが既存の市場です。まず既存の市場で何かできることがあるかを考えることが良いのです。
多角化戦略や新市場開拓戦略は魅力的です。しかし、ビジネスでは難易度とリスクも考えなくてはなりません。ただ魅力的なだけでなく、現実的に実現可能性の高い戦略を選ぶことが大切です。そして、その意思決定を行うのは経営者です。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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長尾洋介プロフィール
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