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従業員は見ています

指揮者とオーケストラ

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

従業員は経営者は管理職のことをよく見ています。そして従業員は、経営者や管理職が知られていないと思っていることも知っています。

「家政婦は見た」という人気ドラマがありました。家政婦が働いている家で起こった事件を解決するストーリーです。どこの家にも外からは見えない、外には見せていないことがあります。家族の間でも、他の家族は知らないトラブルや出来事もあります。そんなことを偶然に知ってしまうのが、常に家の中にいる家政婦です。そんな家政婦が、家政婦だからこそ知り得た情報を元に事件を解決していくドラマです。このドラマのタイトルが「家政婦は見た」です。

家政婦が普段からいるのは家の中です。働いている中で、自然と見聞きして情報が入って来るのは、家庭の事情、家族個人個人の事情、家族間の人間関係です。これが従業員ならばどうでしょうか?働いているのは会社の職場です。自然と見聞きすることで会社の状況、他の従業員の事情や状況、従業員間の人間関係の情報が入ってきます。

会社の状況に間んして、公式にどのような情報を流していても、従業員は会社の現状を知っています。見られたい人物像にふさわしい振る舞いをしていても、経営者や管理職がどんな人なのか知っています。そして、上司とその上の上司や経営者との関係がどんなものなのかも知っています。

これらは、従業員が会社という集団の中で安心して生きていくために必要な情報です。情報感度を高めて、情報を集めるのは本能です。隠しても、取り繕っても従業員には見透かされます。実際に完全に隠すことは難しいです。従業員は知っていると考える方が良いのです。

ならば経営者や管理職は、どうすれば良いのでしょうか?

どう頑張っても従業員には知られてしまいます。ですので、隠したり、取り繕うのは無駄な努力です。無駄な努力を止めましょう。そして、従業員に知られても良い行動を取ることです。

とは言え、経営者や管理職も人間です。神様ではありません。完璧な行動を取り続けることはできません。ミスもします。手を抜いてしまうこともあります。見栄もはります。人間だから当然です。これら全てをさらけ出すのも一つの方法かもしれません。いずれ従業員には知られるのです。隠し、取り繕っているのがバレる方が、従業員の信用を失うことになります。

従業員は経営者や管理職のことを、経営者や管理職が思っている以上に見ています。そして知っています。このように人から常に見られているのは気分の良いことではないでしょう。息が詰まるでしょう。しかし、経営者や管理職は、そのような立場なのです。

本当に経営者や管理職は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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