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人手確保困難の悪循環

誰もいないオフィス

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

人の採用、確保に苦労している会社は多いです。そして人手確保の困難な状況は悪循環を生んでいます。

新型コロナの影響が小さくなった今、大きな企業でも人員人手不足が進んでいます。この状況の中、中小企業ではさらに人手不足の影響が大きくなっています。また人手不足の中、人材獲得競争が厳しく、時給もアップしています。ウクライナ戦争の影響もあり様々な原材料も高騰しています。企業の全てのコストが上昇しています。

もちろん需要は戻り、料金や価格も上昇しています。原材料費やコストが上がっている事は多くの人が知っています。一定の価格上昇がやむを得ないことについては理解しています。

ところで消費者は、料金や価格の上昇に納得しているのでしょうか?そうとは言えないようです。その理由の一つは、接客など人が関わるサービスのレベルが下がっていると感じているからです。

実際、人手不足の業界では、人手を確保するために採用の基準を下げているように思われます。つまり、言い方は厳しいですが、働いている人のレベルが下がっていると感じる場面が少なくありません。

  • 賃金を上げなくては人手を確保できない
  • コスト高もあり価格は上がっている
  • 賃金を上げても質の高い従業員は雇用できない
  • 価格や料金が上がっているが、サービスの質は下がっている
  • 消費者は不満を感じている
  • 売上は思っているほど増えない
  • 十分な利益が上がらない
  • 十分な利益の増加が期待できないので採用や育成のための余裕がない

この悪循環が起こっているようです。

接客の現場では、このような低いレベルの人を採用するのか、と思うような人を見ることも少なくありません。その場合、なぜこのような人を雇っているのだろうと、不満を感じます。厳しい言い方をすればレベルの低い人を雇っている会社の採用姿勢、選考基準に疑問を感じていました。しかし基準を厳しくすれば、十分な人手を確保できないのも現実です。レベルが低いことを承知で雇った場合、仕事について一定基準以上のレベルを求め、厳しく指導すれば辞めてしまう人が多いのも現実です。

会社としても、問題があることを認識しながらも、どうしたら良いか分からない状況なのでしょう。本当に出口が見えない、抜け出す方策が分からない悪循環の中にいるようです。それでもビジネスを継続するには、人手を確保しなくてはなりませんし、料金や価格は上げなくてはなりませんし、従業員にはお客さまに満足してもらえる、少なくとも不満を感じさせない仕事をしてもらわなくてはなりません。

この難局に立ち向かわなくてはならない立場なのが経営者です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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