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改善?改革?

森の中の道

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

会社が生き残るには時代に対応しなくてはなりません。ところで今、取り組んでいるのは改善ですか、それとも改革ですか?

ビジネスの環境は変化し続けます。そして会社も変化に対応しなくてはなりません。その必要性と大切さを認識している経営者は多いです。そのため、何を変えなくてはならないのか、どのように変えるのかについて取り組んでいる会社は多いです。

実際に検討するのは簡単ではありません。情報を集め、読み解き、判断しなくてはなりません。その上で、何を変えるのか、どのように変えるのかを決めなくてはなりません。変化には負担がかかります。痛みを伴うことも少なくありません。当然、結果も求められます。しかも実行するとなると、従業員の抵抗もあるでしょう。

しかし、これを、このように変化させれば良い結果が得られる、というのは仮説でしかありません。確実な正確はありません。決断するのには勇気と覚悟が必要です。また、従業員の協力なくては、変化は実現しません。そこで、従業員を説得しなくてはならないのも負担です。従業員の不満げな顔を見るのも気分が滅入るものです。

これら二つだけでなく、さまざまな要因が重なるので、多くの会社の変化は消極的なものになりがちです。実際には、コスト削減、生産性向上、売上増などを一割、数パーセントを目標として取り組ませるケースが多いです。これらの変化は、努力と工夫で達成可能なものです。もちろん現場に負担を強いるものです。しかし、リスクは少ないです。今までしていることは根本的には変えない改善だからです。

しかし、改善で対処出来る範囲には限界があります。根本的に業務のやり方やビジネスモデルも変えなくてはならないかもしれません。これが、何を、どのように変えるかに取り組む改革です。

改善と比べて、改革はリスクが高いです。現場の従業員の負担も大きくなります。それでも、生き残りのためには改善では不十分なケースもあります。その場合は、改革に取り組まなくてなりません。

改善も時間がかかります。そして改革には改善よりも多くの時間がかかります。取り組まなければ危険な状況になってからでは間に合わないのです。言い方を変えると、今のままでも何とかなっている時に取り組まなくてならないのです。

特に問題がない状況でも変化に取り組まなくてはなりません。必要であれば改善にとどめず、改革に取り組まなくてなりません。しかし、リスクもある上に負担が大きいことを現場から求めて来ることはありません。取り組むことを能動的に決断出来るのは経営者しかいないのです。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

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