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人手不足が原因でセルフレジを閉鎖?

パソコンに向かって真剣に作業している男性

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

最近、スーパーやコンビニなどでセルフレジが増えてきました。セルフレジが人手不足で使用出来ないことが話題になりました。

セルフレジを導入すれば、レジに人は必要ありません。人手を確保するのが難しいと言われている業界の一つが流通業です。その解決策の一つとして話題になっているのがセルフレジの導入です。

ところが、あるスーパーが人が足りないためにセルフレジを使用出来ないようにしているというニュースが流れ、話題になりました。人手不足の解消の解決策であったセルフレジが、人手不足で使えない、という矛盾したことが起こったのですから当然です。

ニュースを読むと、セルフレジを使うお客様に対応するスタッフが足りないことが理由のようでした。確かにセルフレジの近くにはスタッフが配置されています。セルフレジの操作が分からないお客様、困っているお客様のお手伝いをしています。

今はまだセルフレジに不慣れなお客様も多くいるでしょうし、このようなスタッフは必要でしょう。時間が経てば、慣れたお客様も増えて来ます。常にスタッフを配置しておく必要はなくなり、銀行のATMと同様に必要な時に呼び出せれば良い形に変わるでしょう。そうなれば、人員削減の効果も出て来るでしょう。

ところでセルフレジの一番の効果は、一見人員削減のように見えますが、それは本当でしょうか?

目的は、それだけでしょうか?

人手の確保が難しい時代です。セルフレジの導入の目的の一つは間違いなく、人手確保が難しい中で起こっている人手不足解消でしょう。しかし、セルフレジを導入することによって得られることは必要なスタッフの数を減らすだけではありません。レジの打ち間違えによる損失やお客様とのトラブルを減らすことが出来るでしょう。お釣り間違えなどのミスによる損失をなくすことが出来るでしょう。

総合的に考えれば、セルフレジを導入するメリットは大きいです。しかし、良い事だけではありません。導入して一定の期間は、お客様対応のための人員が必要になります。そして、スタッフの目がないため、万引きが増える可能性もあります。

どのような素晴らしい解決策でも、以前には必要なかった負担が増えることもあります。デメリットもあるものです。その全てを考慮した上で意思決定を行うことが重要です。そして、それらに対する対策や対応も考え、備えなくてはなりません。最終的な意思決定を行うのも経営者ならば、これらの負担やデメリットを漏れなく検討し、対応させるのも経営者です。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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