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有事の意思決定

デスクで書類を見て困った様子の人

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

新型コロナウイルスは、経営に大きな影響を与えています。しかも状況は変化し続けています。これは有事です。有事での意思決定は平時とは違います。

新型コロナウイルスまん延は一種の災害です。今のような非常時には、通常行っている意思決定は出来ません。

元々、経営の意思決定で必要な全ての情報を集めることは出来ません。有事には、もっと情報を集めることが出来ません。情報が正しいかどうか確かめることも難しいでしょう。論理思考を行なおうとしても、情報も少なく、あっても確かかどうか分かりません。今後の展開も読みづらく、正しいと思われる仮説を作るのも困難です。

それでも、何らかの手を打たなくてはならないのが有事です。何もしないわけにはいきません。座して死ぬわけにはいかないのです。

しかも状況が変化しているのですから、スピードも大切です。打ち手の効果はタイミングによって変わります。タイムリーに意思決定を行い、実行しなければ効果は望めません。

このような有事の意思決定を行うには覚悟が必要です。腹をくくって決断しなくてはなりません。

そして現場に下ろすにしても、平時の手順を踏む余裕もありません。現場の意見を十分に聞く余裕はありません。意思決定の内容は、論理的に正しいと説得できるレベルではないでしょう。そのため、現場の理解や納得を得るには不十分でしょう。それでも、強制してでも、現場に実行させなくてはなりません。

これが有事の意思決定です。

これが出来るのは経営者しかいません。どのような意思決定をしても、その効果や確実性は誰にも分かりません。新たな意思決定を行わず、放置するのも実際には何の手も打たないという一つの決断です。その決断が会社の将来を左右します。そのような重大な意思決定を行なえるのは経営者しかいないのです。

経営者は会社の将来に責任を負う立場です。だからこそ、有事にあっては、いくら不安であっても覚悟を決めて決断しなくてはなりません。現場から不安や不満の声が上がっても、ひるまず押し通し、実行させなくてはなりません。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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