ビブラビ記事一覧

臨機応変は重要ですが注意も必要

見通しの良い一本道に目印となる一本の樹

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

ビジネスでは臨機応変に対応することが必要です。しかし、注意しなくてはならないこともあります。

ビジネスでは、常に状況が一定で安定している状態が続くことはありません。環境は変化していきます。日常的にさまざまなことが起こります。そして、変化や日々起こる出来事に対応しなくてはなりません。

どのように対応するかは、状況に依ります。時間的な制約がある場合は、十分に検討する時間がなく、直感で決めなくてはならないこともあります。資金や人員などの制約により、選択肢が限られる場合もあります。よくよく考えてみれば、他にもっと良い対応策があったことに気付くこともあるでしょう。他の対応策が良いと分かっていても、実際には採用出来ないこともあるでしょう。それでもタイミングを失わず決め、対応しなくてはならないのが現実です。

もちろん臨機応変に対応することは重要です。しかし、臨機応変な対応を続けていることには問題があります。それは、全体の整合性や、戦略などの方針との一貫性が失われてしまいがちになることです。

全体の整合性や方針との一貫性を優先すれば、対応が遅れたり、何も出来ることが見つからないことも出て来ます。それでも必要な対応をしなくてはならないのがビジネスの現実です。しかし、場当たり的な対応を続けていれば、どんどん全体の整合性が失われます。方針との一貫性が取れず、意思決定し掲げた方針が、ただのお題目になってしまいます。これは会社という組織を統治する視点で考えると、良いことではありません。

そこで大切なのは、臨機応変に行った意思決定を定期的に振り返ることです。失われた全体の整合性を取り戻すために調整し直さなくてはなりません。元に戻せないのであれば、今の状態を出発点として、新たに全体を再考しなくてはなりません。

方針から外れた対応については、まず、イレギュラーな例として、方針通りに出来なかった背景や、その対応を選んだ理由を記録として残さなくてはなりません。その上で、方針通りに対応するために、必要で可能な備えがあるかどうか検討し、あるのであれば備えを行います。必要で可能な備えが見つからず、イレギュラーな対応をしなくてはならない事態が起こり続けるのであれば、方針自体を見直すことが必要かもしれません。そしてさらに、イレギュラーな対応の原因と対応を選んだ理由、今後はどうするかについて、現場にきちんと説明することも必要です。この説明責任を果たすことが重要なのです。

全体の整合性や方針との一貫性が失われたままで放置すると、現場は混乱します。判断基準がなくなるからです。判断基準がなければ、現場では判断出来ません。そして常に管理職、そして経営者に判断を仰ぐようになります。

日々さまざまなことが起こるのがビジネスの世界です。変化や出来事に臨機応変に対応しなくてはなりません。しかし、その場しのぎの対応を続けていると、整合性や一貫性が失われます。整合性や一貫性が失われると、現場は自主的に動くことが出来なくなり、会社全体の現場力が低下します。

これを避けるために、定期的に整合性や一貫性が保たれているかを検証し、必要な対処をしなくてはなりません。これを主導して出来るのは経営者しかいません。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP