神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
組織では上層部が考え、決めたことが現場に下ろされます。
それは機能しているのでしょうか?
政府、地方自治体、会社などには意思決定機関があります。
中小企業の場合は機関ではなく、一人の人かもしれません。
いずれにしても、決定されなければ、複数の人が共に活動することは出来ません。
多くの組織では、意思決定の権限は上層部あります。
上層部にいる人は、多くの場合、知識、経験のある人です。
では、そのような人たちが行った決定事項は、現場で機能しているでしょうか?
どうも機能していないことが多いようです。
その理由は具体的に挙げていくとさまざまですが、根底では同じです。
それは現場とズレていることです。
社内の実行する現場の実情を知っていれば、指示が実行が難しいことが分かるはずです。
環境や情勢を知っていれば、実行することで得られる反応や影響が期待出来ないことが分かるはずです。
これらの現場を知っていればズレていることが分かる想定の結果として、必要な成果が得られる可能性が低いのです。
意思決定において、このような現場との感覚のズレをなくすには、どうすれば良いのでしょうか?
そのヒントは、先日亡くなった、国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんの言葉がヒントになります。
現場に行かなければ分からない。
いくら知識があり、経験があり、そして頭の良い人が考えて下した決断でも、現場の現状、実情に合っていなければ機能しません。
そもそも現場での実行が困難です。
実行は現場に強要することが出来るかもしれませんが、期待している効果が出る可能性は低いです。
組織の意思決定は、結果が全てです。
現場が実行出来、期待した成果が出るには現場の実情に合ったものでなくてはならないのです。
意思決定に関わる人がそのことを理解し、現場の実情に関心を払い、現場の実情に合った意思決定が出来るのも、現場力の強い会社の特長の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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