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ウイズコロナの五月病

街中の会談で座ってしんみりしているスーツの男性

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログにご訪問いただき、ありがとうございます。

入社間もない新入社員で、辞める人が 比較的多く出るのがゴールデンウィーク明けの五月です。いわゆる五月病ですが、新型コロナウイルスの影響で、今年は例年以上に深刻なようです。

入社したての新入社員は、肉体的にも精神的にも大変です。それまでは、かなり自由に生活してきています。社会人生活は窮屈に感じるはずです。

仕事の時間は厳密に決められています。何をするかも人から決められます。まだ仕事を覚える段階ですので自由度は低いでしょう。

その上、会って間もない、年上の人が多い中に長い時間いなくてはなりません。同じ職場で顔を合わせる人も、自分で選んだ相手ではありません。しかも毎日、同じ人たちに囲まれた環境です。これもストレス でしょう。

さらに、仕事を始めれば覚えなくてはならないことも多くあります。学校で習ったことも仕事では直接使えないものが多いです。始めて知ることや習うこともたくさんあります。仕事をこなしている先輩たちを見ていると、今の自分の力のなさを痛感します。先々、先輩たちのように出来るようになるのか不安も感じるでしょう。

このような状況で一か月頑張り、精神的にも肉体的にも疲れが溜まっている時にあるのがゴールデンウィークです。一気にホッとします。その反動で、連休明けに、もう一度4月の緊張状態に戻るのが辛く感じます。これが五月病です。

この状況から、自分で気持ちを奮い立たせて頑張れる人もいますが多くありません。そのような中、力になるのが職場の先輩たちの存在です。最近の若い人は公私をはっきりと分け、職場での人間関係がドライな方を好むと言われています。しかし、実際はそうではないようです。人とのつながりは必要です。

以前は、職場に行けば先輩たちと一緒でしたが、今は新型コロナウイルスの影響でリモートワークが増え、出勤機会が減っている会社も多いです。リモートワークでは声をかけてくれる人もいません。分からないことがあっても、すぐに聞ける相手もいません。自分の仕事への不安に加えて孤独感も強いです。ウイズコロナの環境では、五月病から立ち直るために必要なことが不十分になりがちです。

不安と孤独を感じている新入社員には、従来以上に、いかにフォローするかを考え、実行しなくてはなりません。これを中心となって実行するのは、同じ職場で働く先輩社員です。そして自らも実行しながら先輩社員に実行するように働きかけるのは直属の上司です。しかし、新入社員をフォローする仕組みを作り、推進する中心にならなくてはならないのは経営者です。特に中小企業では、経営者自身も直接フォローする必要があります。

せっかく入社した新入社員を辞めさせてはいけません。そのために経営者自ら関わらなくてはなりません。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。応援しています!

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