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話題になっている
舛添要一前東京都知事の
政治資金の私的流用疑惑の
疑惑追求に関わるケースを
専門家の使い方
という視点から
5回に分けて考えてみる
4回目です。
今まで、
法律の専門家である弁護士、
会計の専門家について
考えてきました。
今回は
識者や学者
です。
識者と学者は、
弁護士や会計の専門家と
大きく違うところが
あります。
それは、
実用性です。
例えば弁護士ならば
現実にあったことを
法律に当てはめて
考えます。
弁護士同士でも、
見解の相違や、
解釈の違いはあるもので、
その時は裁判などで
争うことになります。
そして、
違法かどうかが判断され、
適法ならば承認され、
違法ならば是正を求められたり
罰を受けたりします。
このように、
弁護士の判断は
強制力があり、
現実の効力を発揮します。
ところが、
識者や学者の判断には
現実の効力はありません。
多くの評論家
大学教授がいますが、
それぞれ意見が違います。
識者や学者の判断は、
それぞれの信条や
価値観を基準に行われます。
極端な言い方をすれば、
100人いれば100通りの
評価が出てきます。
一つの結論に
たどり着くことがありません。
そして、
法律自体に不備があるなど、
今回の追求に関して言うと
実効性のないところへ
話が展開していきます。
しかし、
識者や学者の意見に
価値がないかと言えば、
そうではありません。
多少、
理想論のようなところも
ありますが、
どうあるべきか?
という本質的なことを
判断の基準として
議論出来ることです。
結果として、
せこい、ズルイなど、
知事としての資質に
問題があり、
適性に欠けるという世論を
形成したのです。
今回の舛添前知事への
追求では、
法的には問題がなくても、
道義的に問題があることが
辞任へと追い詰めました。
このように考えてくると、
今回のケースでは、
法的な視点ではなく、
道義的な視点が
重要だったと言えます。
言動を見ていると、
舛添前知事が
法的に問題なければ、
追求を逃れられると
判断したと思われます。
その判断は甘かったと
言えます。
今回までに、
さまざまな専門家の使い方と
その効果について
個別に考えてきました。
次回、最終回のブログでは、
まとめとして、
専門家の使い方について
考えていきます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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