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【疑惑追求から考える専門家の使い方(5・終) 】

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話題になっている
舛添要一前東京都知事の
政治資金の私的流用疑惑の
疑惑追求に関わるケースを
専門家の使い方
という視点から
5回に分けて考えてみる
最終回です。
今回は、
これまで書いてきたことを元に
専門家の使い方
をまとめてみます。


法律に違反しているかどうかは
弁護士が適任です。
会計上の処理の問題は
会計の専門家が適任です。
道義的な視点や
そもそもについては
識者や学者が適任と
言える人たちです。
それぞれの専門家には
専門分野があります。
そして、
多くの専門家は
直接の専門分野だけでなく、
その関連する視点に関しても
知識や意見を持っています。
ただし、
専門外の視点については
あくまでもその人個人の
見解や意見に過ぎません。
ですので、
専門外のことに対しての
評価や判断を
専門家の意見として扱うのは
適切ではありません。
今回考えたケースでの
専門家の使い方は
どうだったでしょうか?
舛添前知事を
考えられるあらゆる視点から
追求するために
あらゆる分野の専門家を
登場させたマスコミは
手法として正しかったと
思われます。
一方、
舛添前知事は、
法律や会計の視点で
問題がなければ良いと考え、
道義的な視点を軽視したことが
失敗だったと言えます。
政治家は選挙などの時、
参謀を使うことがあります。
政策の打ち出しや
法的な視点だけでなく、
イメージ戦略など、
多面的、総合的に
助言を行うのが参謀です。
特定の分野に偏らず、
全体として捉えています。
今回、舛添前知事に
必要だったのは、
全ての視点について
対策を行う必要があるかどうか
検討することだったと言えます。
経営も似たところがあります。
経営にも多くの分野があります。
そして、
その全てが大切です。
そして、
全ての分野を
一つの分野の専門家に頼るのは
不適切です。
専門家は、
その専門分野を中心に
使うことが大切です。
そして経営者自身が、
モレがないように
全体を見る視点を
意識して持つことが重要です。
5回にわたって、
舛添前知事の
政治資金私的流用疑惑での
専門家の使い方について
考えてきました。
まず第一に、
必要な視点が抜けていないかを
総合的に見ることが重要です。
その上で、
必要な分野の専門家から
その専門分野の知恵を
借りるのが
正しい使い方です。
あなたの会社では、
専門家を適切に
使っていますか?
テーマによって
適切な専門家の
知恵を借りていますか?
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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