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マナー違反!?

自動車の中でお互いそっぽを向く二人の男性

オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。

外交デビューした石破総理大臣のマナーが批判されています。その批判は正しいのでしょうか?

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石破総理大臣は経験が少なく、外交能力が疑問視されていました。しかし、アジア太平洋協力会議(APEC)では概ね問題ありませんでした。難しいと思われていたアメリカのトランプ大統領との会談も成功したと評価できるようです。

その一方、マスコミで批判されていたのがマナーです。APECでは、挨拶に来た外国の首脳と座ったまま握手したことが批判されました。トランプ大統領との会談でイスの肘掛けにもたれかかった姿勢を批判されました。いずれも相手に対して失礼で、マナー違反だという批判です。コメンテーターの多くが問題があると指摘していました。国の代表として恥ずかしいとも言っていました。

石破総理の振舞いは本当にマナー違反なのでしょうか?

日本人の感覚では、礼儀に反しているでしょう。態度が悪い、偉そう、相手への敬意がないと思われるでしょう。しかし、これは日本のスタンダードです。

実際に海外のメディア、座ったまま握手した相手の国のメディアも、アメリカのメディアも石破総理のマナーについて、批判する論調で報じてはいないようです。自分の国の代表に対して失礼な応対をされれば、非難するはずです。つまり海外、少なくとも欧米ではマナー違反だと判断されていないのです。

石破総理のマナー違反を非常識で失礼な振舞いだ、外交経験の乏しさが露呈したと批判したのは的外れでした。逆にコメンテーターや評論家の方が、知ったかぶりをしているだけで根拠なく批判していることを露呈しました。評論家やコメンテーターも何でも知っているはずはありません。それは当たり前のことです。しかし知らないことは知らない、詳しくないと言っても良いはずです。少なくとも、詳しくない話題で他者を批判したり非難するのはやめる方が良いです。

もう一つ日本と海外とに違いがあることで気になることがあります。この件のように、日本の礼儀に反していても、海外ではマナー違反にならないこともあるのは確かです。このような違いがあると、中には海外で問題ないからと言って、それがマナー違反だと思われる日本に問題があると言う人もいるでしょう。しかし、国によって文化、風習や習慣に違いがあるのは当然です。そこには違いがあるだけで良い悪いもありませんし、上下もありません。ただ違うだけです。

もちろん国際社会には一定のルールがあります。それは文化や習慣の違う人同士が交流する場で、誰もが不愉快な気持ちにならないためのものです。決して世界のスタンダード、今風に言えばデファクトスタンダードではないのです。

コメンテーターや評論家、場合によっては専門家と呼ばれている人でも、間違っていることもあります。それを鵜呑みにせず、確かめることが大切です。そして、日本と海外に違いがある場合、海外で主流のものを単純に優れていると判断しないことも大切です。

これらは、経営に関係する情報の受け取り方にも共通して言えます。さまざまな情報が入る中、場合によっては取引先や従業員が、その情報に影響されることもあるでしょう。しかし、その真偽を確かめ、自社にとってどうなのかを見極めなくてはなりません。今風に言えば情報リテラシーを高めることが必要なのです。そして、情報リテラシーが最も必要なのが、最終的に判断する経営者です。

本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。

応援しています!

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