オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
会社の現状に満足している経営者は少ないです。そこでヒントになるのは現状の見直しです。
どんな会社でも、改善したいことがあります。そこで新しい戦略や戦術、手法を取り入れようとする経営者も少なくありません。困っている時には、新しいものに飛びつきたい気持ちは分かります。
しかし、取り入れたものが機能する、単純に言えば、うまくいくことは稀です。その理由は、新しいものを取り入れるのには多くの負担がかかること、会社に合っているかどうかやってみないと分からないこと、そしてそもそも会社に合っていないことが多いからです。
そこでお勧めするのは、まず会社の現状、今実行していることを見直すことです。見直すと言うと、何かを変えることが前提のように思う人も多いようですが、必ずしも変えることが前提ではありません。何を変える必要があるのかを見極め、必要があれば変えるのが見直しです。
何かを考える場合、使い続けられている手法、フレームワークを使うと効果的で効率的です。現状を見直す場合、定番のフレームワークがあります。それはKPT法です。
業務の節目の段階や期の変わり目などに、振り返りを行うことがあると思います。その時、ただ意見を出し合っても、ただ混乱するだけで議論は進みません。そこで、項目を絞ります。項目を絞ることで、意見が出やすくなる上に、自然と現状が整理されます。
KPT法では、現状を把握するために出す意見を3つの項目に絞ります。
- Keep(継続すること)
- Problem(問題点)
- Try(解決策)
の3つです。
例えばミーティングで、ホワイトボードにKeep(継続すること)とProblem(問題点)の枠を作り、意見を書き出していきます。付箋に書いてもらって、それぞれの枠の中に貼っても良いです。
意見を出し終えたら、項目一つひとつを確認し、それを基にアイデアをTry(解決策)の枠に書いていきます。そしてTry(解決策)の枠に書かれたアイデアを参考にしながら、アイデアを練り、今後の方針を決めます。
このように振り返ってみると、今していることの中で、変えなくてはならないものは多くないものです。変化には負担がかかりますし、現場も混乱します。変えなくて良いもの、しばらく実行してから再度判断するもの、そして変えなくて良いものを見極めることが大切です。
振り返りも見直しも、手間のかかることです。それでも必要なことです。当然、これらを行う指示を出し、推進させる立場にあるのは経営者です。本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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長尾洋介プロフィール
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