オフィス・ビブラビの長尾です。ブログをご訪問いただき、ありがとうございます。
ビジネスを続けていくには投資が必要です。では、投資するかどうかの判断はどうすれば良いのでしょうか?
ビジネスではさまざまな理由で資金が必要です。まず、通常の運営や業務などで必要な経費があります。家賃や光熱費、人件費に社会保険料、仕入や交通費などです。日々のビジネスはこれらで回っていきます。しかし、ビジネスでは、それ以外にも必要な支出があります。それは一般的には投資と呼ばれるものです。
ビジネスに投資は必要なものです。ビジネスを維持、継続するため、あるいは発展させるためには投資が必要です。しかし、投資という名目で使っているお金は本当に投資と言えるのでしょうか?
投資案件の中には経営者の発案のものもあれば、現場からの要望、提案として上がってきたものもあるでしょう。投資は通常の業務に必要なお金ではないので、何らかの決裁が必要です。しかも、その多くはある程度大きな金額になります。経営者の意思決定が必要な支出です。
現場からの要望や提案を却下すれば、現場から不満の声も聞こえて来るでしょう。ケチだと陰口をたたかれることもあるでしょう。その一方、経営者の発案のものばかりが承認されれば、さらに現場の従業員は不満に思うでしょう。そこで重要なのは、きちんとした基準を元に投資の承認の意思決定を行なうことです。
投資と言えるかどうかの基準は、二つです。
一つ目は投資の効果があるかどうかです。利益が増える、経費が減る、に加えて、見込まれる利益の減少を抑えるなどです。
もう一つは、投資額とその効果が見合っているかどうかです。これは具体的には、投資額が投資した効果によってキャッシュとして回収出来るかどうかです。
現場から上がって案件を却下する場合は、基準を満たしていないことをきちんと説明しなくてはなりません。そして、経営者発案の案件を承認する場合、基準を満たしていることを従業員に説明することが必要です。
投資の意思決定を、経営者が恣意的に、言い換えると、勝手に、好きなように行なっているイメージを従業員に持たせてはいけません。これは従業員のモチベーションを下げることになります。これからの経営では、現場のやる気を維持し、高め、現場の知恵を活用することが大切です。そのためには、発案者が現場でも経営者でも、同じように基準に基づいて意思決定を行い、現場に説明することが必要です。
本当に経営者は大変です。だからこそ私は、頑張っている経営者にエールを送り続けたいと思っています。そして支援したいと思っています。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
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長尾洋介プロフィール
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