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正しいことを主張する。
そして、正しいことが通る。
当たり前に聞こえますが、必ずしも現実は、そうはなりません。
これには、二つの理由があります。
一つ目は、頭では正しいと分かっていても、受け入れたくないことがあるからです。
分かっていても、嫌なものは嫌ですし、したくないことはしたくないのです。
もしかしたら、受け入れると困る他の理由や事情があるのかもしれません。
二つ目は、誰にとっても正しいことは多くないからです。
正しいかどうかは、実は個人的な判断です。
経験などから影響を受けて判断基準は出来上がります。
他人の正論は、なぜ正しいと思っているかは理解出来ても、納得は出来ないことが多くあります。
分かるけど違う、のような感じです。
理由はどちらであれ、正論をぶつけ合うだけでは、折り合いはつきません。
同等の立場の者同士なら、「物別れ」に終わります。
立場などの影響力を使って片方が正論を押し付けると、その場は収まっても、「しこり」が残ります。
いずれにしても、人間関係がぎくしゃくするか、同意に至らないか、決めたことが実行されないかで良い方向には進みません。
話し合いはもちろん、交渉も、大切なのは「勝ち負け」ではありません。
その後の「実効性」です。
頭に「べき」という言葉が浮かんだら、少し立ち止まって、一歩引いて考えてみます。
この「べき」は、相手も「べき」と考えているのか?
この「べき」を相手が受け入れられない理由が何かあるか?
この質問を自分にすることが、「実効性」のある合意へのきっかけになります。
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
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