神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
ビジネスにはリスクはつきものです。
ところで、リスクをとるとは、どういう意味でしょうか?
ビジネスで100%確実なことはありません。
どんな意思決定でも、結果には幅があります。
可能性の高い結果を中心に、もっと良い結果になるかもしれませんし、悪い結果になるかもしれません。
この幅がリスクです。
ビジネスの意思決定には投資がセットで付いてきます。
その投資は、純粋なお金のこともあれば、社員の労働のこともあります。
投資に見合ったリターンがあるかどうかで判断することになります。
投資を明確にすれば、損益分岐点も明確になります。
損益分岐点を超える良い結果になれば、多くの利益を得ることが出来ます。
割ってしまうような悪い結果になれば、損失が出るかもしれません。
リスクをとるという表現は、どのように使われているでしょうか?
多くの会社で聞かれるのは、以下のような意味です。
損失までが想定され、承認されたか?
これはビジネスにリスクはつきものなので、当たり前です。
そしてリスクの大きさは、最大損失の大きさのことを言うことが多いようです。
つまり、事前に許容された損失のことをリスクと呼んでいるのです。
先日、ある会社がリスクをとった、思い切った意思決定を行ったという話を聞きました。
詳しく聞くと、最も悪い結果になった時に想定される損失額が大きい決定でした。
ただし、可能性の高い結果となった時のリターンは、非常に小さいものでした。
そして、大きなリターンが得られる可能性は、とても低いものでした。
ビジネスにはリスクが必ずあるので、リスクをとることは当たり前のことです。
大きな損失を覚悟した意思決定が、英断であったり、勇断であったりと評価されるのは間違っています。
リスクに関して評価すべきことは3つです。
1つ目は、可能性の高い結果となった場合の投資と利益のバランス。
2つ目は、悪い結果となった場合の最大損失。
3つ目は、結果の幅と、どのような結果になるかの可能性。
リスクを正しく理解し、扱えるのも現場力の高い会社の特長の1つです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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