神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
会議で対策や対応などが決まると、誰が何をするか決めることになります。
ところが、全体として決めた通りに実行されないという事態が起っています。
多くの現場では、担当する作業の位置付けが甘いようです。
会議では、参加者の合意によって物事が決められます。
参加者は決定内容についてよく知っているはずです。
そこで起こるのが、担当作業についても十分理解しているという思い込みです。
対策や対応は、一定期間にわたって取り組むもので、複数の人が関係するものです。
つまりプロジェクトのようなものです。
プロジェクトであれば、必要な作業を明確にし、役割分担や担当作業を決め、進捗状況も管理します。
この仕切りと、管理が甘いことが、問題を起こしやすい原因の一つです。
もう一つ根本的な原因があります。
それは、割り振られた役割や作業が、自分たちで決めたことだと認識していることです。
自分たちで決めたことと考えることは悪いことではありません。
自分事として捉えることで、積極的に、自主的に、責任を持って取り組む可能性が高くなります。
しかし、実行することが困難な状況になると、
まぁいいか
他の参加者に相談しよう
参加者で再度検討して変更すればいい、
という甘えにつながることもあります。
社員が検討して決めたことであっても、会社に承認されれば会社の決定事項になります。
当然自分たちだけで変更出来るものではなくなります。
自分たちで決めたことであっても、担当作業は会社の決定事項として指示されたものになるのです。
会社からの指示なので、従う必要がありますし、自分たちで簡単に変更することは出来ません。
そして、その実行状況を管理されることになります。
自分たちで決めたことであっても、会社からの指示になるのが、会議で決めた担当作業なのです。
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オフィス・ビブラビのサービス
執筆者、長尾洋介のプロフィール
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経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
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