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これからの時代に必要な2つの力

 社員を採用したり、育成することについて

相談を受けることが多くあります。


社員の働きの結果が、会社の業績ですから、

社員の採用、育成は大切です。

当然、業務を担当してもらうのですから、
資格、経験、能力などが重要な要素になります。

そして、会社に馴染むか、も大切です。

加えて、以下の二つの「力」が重要だと、
最近考えるようになりました。
それは、
「受け入れ力」
「学び力」
です。


 最初に「受け入れ力」です。


なかなか世の中、思い通りにはなりません。
あまり好ましくないことが周囲にあるのは、
当たり前なのかもしれません。

現在の状態や環境や境遇
理不尽な社会のルール

不愉快な人の言動
理不尽な差別
 
そして、
社内や社外から苦言を言われたり
運としか言えないようなことで左右されたり
することもあります。

そして、真面目に取り組んだのに
悪い結果につながったり
思い通りの成果がでなかったり
します。

このように、好ましくないことを、
「受け入れる」力がある人の方が
成果を出しています。
 
「受け入れる」とは、
妥協したり、諦めることとは違います。
ただ、事実、現実として認めることです。
 
嘆いたり、恨み言を言うのではなく、
ただ、認め、受け入れるのです。
物事への対処の姿勢です。
 
これが不得手な人は、
不満にとらわれ、
責任者探しをし、
後悔の気持ちで満たされています。
 
ただ、現実として受け止めて、
次にすること、出来ることを考える
心の姿勢を持っていることが、
「受け入れ力」です。
 
思い通りの結果や状況でない時、
そこに至るまでの過程で最善の判断をし、
行動をしたなら、後悔する必要はありません。
反省して次に生かすことが大切です。
結果や現状を受け入れ、
経験から学んで前に進む
そんな心の姿勢を持てる人が
長い目で見ると成果を上げています。
 
 
次に、「学び力」です。
 
実は、「学び力」を持つには、
「受け入れ力」が必要です。
 
成功、失敗含めた過去の経験
早い時代の変化でどんどん時代遅れになっていく
知識、スキル、成功パターン
 
このような現実や結果を
「受け入れる」ことが出来て初めて
「学ぶ」ことに気持ちが向かいます。
 
そして、常に学び、進歩する行動が出来る人。
そういう人が、
長く成果を上げ続けることが出来ます。
そして、今成果が出ていなくても、
将来、成果を出す可能性が高くなります。
 
通常、今うまくいっている場合、
新しいことに挑戦する必要を感じません。
 
今、うまくいっていても、うまくいっていなくても、
新しいことに取り組んだり、
今のやり方やしていることを変えるのは、
楽なことではありません。
 
現状維持は、相対的に退化しているのと同じです。
 
常に、時代の変化に合わせて、
過去の成功体験や成功パターンを疑い、
新しい知識、スキルを身に付け、
常に進化していく姿勢を持っている人が、
「学び力」のある人です。
 
「受け入れ力」と「学び力」
この、二つの「力」を持っている人が、
将来の成果を産み出します。
 
社員を採用したり、育成する時に、
考えてみてください。
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