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フェアであること

並んで歩く男女二人の足

ビジネスで良い人間関係を維持する上で必要なことの1つは、人をフェアに扱うことです。
フェアとは公平という意味です。
しかし、現実に誰に対してもフェアであり続けるのは簡単ではありません。

目次

フェアと平等

フェアに人を扱うとは、どういうことでしょうか?
フェアとは公平という意味です。
平等とは違います。

例えば一部の人からだけ意見を聞くのはフェアではないでしょう。
かといって、人によって意見は違うはずなので、全員の意見を聞いたからといって、全てを採用することも出来ません。

自分の意見が通らないのはフェアではないのでしょうか?

全員が同じように真面目に仕事に取り組んでいても、その成果には差があります。
仕事の成果の差は会社への貢献度の差です。
全員を同じレベルに評価し、同じように処遇している会社は少ないでしょう。

同じように真面目に仕事しているのに評価や処遇に差があるのはフェアではないのでしょうか?

平等でないことで不満を感じる人がいるかもしれません。
しかし、現実に全員を平等に扱うことは出来ません。それでもフェアに扱うことは出来ます。

フェアであるために必要なこと

フェアであるために必要なことは何でしょうか?
フェアであるためには3つのことが必要です。

  1. 機会は平等に与える
  2. 違いが生まれる要因と判断基準を明らかにする
  3. 判断理由を説明する

人をフェアに扱うには、この3つを揃えることが重要です。

信頼関係が前提

フェアであったとしても、相手がフェアだと感じてくれなくては問題は起こります。
そこで前提として大切なことがあります。

それは信頼関係です。

信頼関係を築くには、一人ひとりを個人として尊重することです。
フェアだと感じてもらうためにすべきこととして具体的には、話しを聞き、考えを認め、尊重することです。
していることをきちんと見ることです。
そして見ていることを伝えることです。

信頼関係があれば、不平等なことが起こっても、判断が適切だと受け入れてくれるでしょう。

フェアであり続けることを意識する

フェアであることが重要なことは多くの人が分かっていると思います。
しかし、フェアであり続けることは簡単ではありません。

判断材料を集める時間がないこともあるでしょう。
判断結果や理由をきちんと説明する余裕がないこともあるでしょう。
そのような時は、つい安易に評価を下してしまいがちです。
しかし、どんなに忙しく、時間がなくても、必要なことをしなくてはなりません。これをやり続けるのは簡単ではないでしょう。

また、そして人には好き嫌いがありますし、個人的に仲が良い相手もいます。
つい仲の良い人や、お気に入りの人を優遇したくなるものです。
しかし周りから見れば、えこひいきです。

近い関係の人から良く思われたいという誘惑を抑えるのも簡単ではないでしょう。
フェアであり続けることは簡単ではありません。
しかし、フェアでない扱いをしてしまえば、フェアに扱ってくれるという信頼は失われます。
そして失われた信頼を取り戻すのは難しいことです。
大変なことですが、フェアであり続けることを意識することが重要なのです。

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