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リソースの使い道を意識する

懐中時計とコインの山

個人も会社も活動するにはリソースを使っています。その使い道を意識することは、活動の質を考える上で重要です。

目次

利用しているリソース

活動するにはリソースを使っています。しかし日々の活動の中では、多くの人や会社がリソースを使っていることを意識していません。リソースとは、

  • 時間
  • お金

が代表的です。どのような活動でも時間とお金を使って行われています。

時間とお金の他にもリソースとして扱う価値のあるものがあります。エネルギー、関心、興味や好奇心、体力、そして集中力もリソースと言えます。リソースは活動に必要なもので、活動によって使われ、限りがあるもの全てです。

リソースの使い道は三つに分けられる

活動で使われているリソースは有限なので、効果的に使わなくてはなりません。何かに使えば、残りは減ります。つまり、他のに使えるリソースが減るのです。

リソースの使い道は三つあります。

  • 消費
  • 投資
  • 浪費

です。

消費は今の活動のために必要なものです。行う活動を選べば、それに必要なリソースは消費することになります。

投資は、今の活動には必要ありませんが、将来のために使うリソースです。ビジネスも人生も今だけを考えていれば良いわけではありません。将来があります。将来のための準備、仕掛けのために使うリソースもあります。

そして、浪費は消費でも投資でもないものです。

浪費は悪いこと?

消費は今必要ですし、投資も将来のことを考えれば必要です。一方、浪費は厳しい言い方をすれば無駄です。では、浪費は悪いものでしょうか?出来るだけ無くす方が良いのでしょうか?

実は、そうではありません。適度な浪費は必要です。例えば自動車のハンドルは、動かせばそのままタイヤが動くように出来ていません。少し動かしてもタイヤは動きません。この部分を遊びと言います。この遊びが無いとハンドル操作は難しくなるそうです。ハンドルの遊びは浪費に当たるかもしれませんが、価値があるのです。

リソースを消費と投資だけに使えば効率が良いように思えます。しかし人は機械ではありません。多少の余裕や余分な部分がなければ息が詰まります。長い目で見れば浪費も効率や生産性にとってプラスに働きます。ただ無くせば良いわけではないのです。

ここで一つ注意しなくてはならないことがあります。一定の浪費を認める代わりに、浪費を消費や投資にすり替えないことです。例えば、無駄に高い物を買うことを消費として扱ってはいけません。明日の活力のためだと言って、楽しみに使うリソースを投資として扱ってはいけません。浪費は浪費と認めることが大切なのです。

リソースを使い道を意識して利用する

人や会社の活動には必ずリソースが必要です。その使い道の内、消費は絶対に必要です。将来のことを考えれば、一定の投資も必要です。そしてある程度の浪費も必要です。

消費も投資も浪費も必要です。重要なのは、この三つの使い道に分けた時、リソースをどれくらいの割合で使っているかです。そして、日々の活動の一つひとつは、どのリソースをいくら使って行っているかを意識することです。

それぞれのリソースを何に使ってきたかが、今までの結果に影響を与えています。今、どのように使っているかが、今後の成果に影響を与えます。利用出来るリソースには制限があります。リソースの使い方は重要です。意識していない人は多いですが、使い道を意識してリソースを使うことは、意味のあることなのです。

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