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自分の成長のための目標を決める

ゴルフのグリーン上のピンとホール

セルフマネジメントの中で重要なことの一つが、自分自身の成長に自ら取り組むことです。そのために最初に必要なのは、目標を決めることです。

目次

何を実現したいか考える

成長目標を決める前に考えなくてはならないことがあります。それは、大きく長期の目標です。将来、

  • 何になりたいか
  • どうありたいか

など、ビジネスパーソンとして、一個人として実現したいことです。

実現したいことが具体的にある方が望ましいです。しかし、具体的に挙げられなくても構いません。どんな風な、というあいまいでも構いません。

具体的でもあいまいでも構いませんが、実現したいことを考えることは必要です。成長目標は、将来実現したいことを実現するため、または近付くために必要でなくてはならないからです。

必要なことを具体的に考える

将来実現したいことを実現するため、または近付くために何が必要でしょうか?

まず必要なことをブレイクダウンしてリストアップしましょう。

何かを実現するために必要なことは複数あるものです。そして、目指すものによって、その詳細も変わります。例えばコミュニケーション能力と一言で言っても、会話促進、聞く、伝える、プレゼンテーションなどさまざまです。自分が実現したいことのために必要なことを出来るだけ詳細にブレイクダウンすることが大切です。

リストアップしたら、それぞれについて目指すレベルと現状を整理しましょう。目指すレベルも必要なことのリストと同じで、目指すものによって必要なレベルがあります。平均的なレベルで十分なものもあれば、抜きん出たレベルが必要なものもあるでしょう。

この必要なレベルと今の自分のレベルとの差が取り組むべき課題になります。ここで気を付けなくてはならないことがあります。レベルは主観的で感覚的なものです。出来るだけ、客観的に測り、評価出来るようにしましょう。

必要なレベルと今の自分のレベルとの差が大きい場合は、段階的に取り組んでいく方が良い場合もあるでしょう。一つの目安として一年以内に到達できるレベルを目標とする方が取り組みやすいようです。

諦めても驕ってもいけない

目指すものを実現するために必要なレベルを考える上で知っておくべきことが二つあります。

一つ目は、残念ながら個人によって得手不得手があることです。

ある人にとっては簡単に出来ることが、他の人にとっては難しいことがあります。全てのことを簡単に出来る人はいません。ただ、人によって比較的簡単に出来ることが違うだけです。私は努力して出来るようになった人を養殖物、簡単に出来てしまう人を天然物と呼んでいます。

必要なことの中には、苦手なことがあるでしょう。天然物が努力すれば抜きん出たレベルに到達する可能性は高いです。しかし、努力しなければ天然物も平均的なレベルまでも届きません。

一般的なレベルは、抜きん出る要因にはならないかもしれません。しかし、目指すものを実現することを妨げることもありません。私の指導経験では、苦手なことでも真剣に取り組めば、一般的なレベルには出来ます。大切なのは、苦手なことが必要なことであっても諦めないことです。

二つ目は、レベルは上には上があることを知ることです。

レベルは主観的に評価しがちです。そこで自分のレベルを実際以上に高く評価してしまうことが起こります。成長は、自分のレベルは高い、あるいは、自分が出来ると思えば止まります。

これには二つ理由があります。まず、自分のレベルが高いと思えば、もっと上のレベルとの違いを意識しなくなるからです。意識して見ないので、気付くことがありません。もう一つは、すぐ上のレベルとの違いしか分からないからです。大きくレベルが違う人との違いは、いくら意識しても分かりません。その違いが分かるには、もっとレベルを上げなければならないのです。

目指すものを実現するために必要なことが苦手でも諦める必要はありません。取り組めば、必要なレベルまでは到達出来るからです。一方、自分のレベルを実際以上に高く評価して驕ってはいけません。驕りはレベルを見る目を曇らせ、成長を止めてしまうからです。

目標を決めることが成長のスタート

成長目標への取り組みは、仕事をこなしながら行うことです。仕事の時間以外に時間を作らないといけないこともあるでしょう。仕事の中で取り組むことであっても、ただ仕事をこなす以上にエネルギーが必要です。

成長目標に取り組むことは、楽しいことばかりではありません。辛いことも苦しいこともあります。それでも、取り組まなくては成長もありません。

それでは、どうすれば取り組みを続けることが出来るのでしょうか?

一つ目は、実現したい目指すことがあることです。二つ目は、目標を達成することが、目指すことの実現につながっていることです。そして最後に、目指すことにつながる、それほど長い時間がかからず届きそうな具体的な目標を持つことです。

目標を決めることが成長への取り組みのスタートなのです。

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