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仕組みは目的のためにある

ゴルフのグリーン上のピンとホール

ビジネスを動かすにも、組織を動かすにも仕組みは必要です。しかし、仕組みは所詮手段です。

仕組み作りには、さまざまなアイデアがあります。そして、多くの手法、例えばコンピューターを使ったシステムや、ノウハウなどとして紹介され、提供されています。もちろん理論を学び、実例を参考にしながら独自のものを作ることも出来ます。

多くの仕組みを考える現場で判断基準として重視されるのは、以下の二つです。

  • 実行出来るかどうか
  • 費用は負担できるか

です。しかし、この二つでは不十分です。というよりも駄目です。

そもそも仕組みには導入する上で目的があります。しかし、仕組みを考える場面では、その本来の目的を忘れがちになります。これが、仕組みを考える時に注意しなくてはならないことです。

本来あるべき判断基準は、

  • 現場で実行することで目的を果たせるのか
  • 時間、費用などの負担以上の効果があるのか

でなくてはなりません。つまり、機能するかどうかが判断基準です。

そして、いくら綿密に考え、準備しても、仕組みはスムーズに動かないものです。そこで、まず必要なのが、実際に動く現場に仕組みの使い方を整理し、説明することです。その説明は、従業員が理解出来、実行出来るようになされなくてはなりません。

さらに仕組みを導入した後、通常ではないイレギュラーな事態など、トラブルや問題は必ず起こります。これらへの対応も想定しておかなくてはなりません。そのためには、現場の責任者に責任と権限を与え、対処した経験を生かさなくてはなりません。仕組みの運用も対応も、現場に近い所で行わなくてはならないのです。

仕組みは、それ自体に価値があるのではありません。導入し、利用することで本来の目的を果たせて初めて価値を持つのです。現在の仕組みも、新たに導入しようとしている仕組みも同じです。

真面目な従業員ほど、何とか仕組みを使いこなそうと一生懸命になりがちです。いわゆる、手段の目的化、です。しかし、仕組みを動かすことも、使いこなすことも、本来の目的のために機能していなければ意味はありません。本来の目的が、より楽に、あるいはより確実に果たせるかどうかが重要なのです。これを忘れないことが大切なのです。

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