ビジネスで有用なスキルは多くあります。ビジネスパーソンとしての価値を高めるには、ただスキルを学んだだけでは不十分です。そして、成果を出しているだけでも不十分です。
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スキルは実務で磨かれる
どのような仕事でも、複数のスキルが必要です。今、成果を出せているのならば、必要なスキルを使えているはずです。
実際、スキルは知っているだけで使えるわけではありません。もし、今の仕事で成果が出ていないならば、必要なスキルが使えていない証でもあります。成果にプラスの影響を与えられないレベルのスキルに価値はありません。
スキルのレベルを上げるには、現場で使い、経験を積むことが必要です。実務はスキルのレベルを上げるには格好の実践場所です。今の仕事で成果を上げるために取り組んで来たことで習熟出来るのです。つまり、実務を通してスキルを磨くことが出来るのです。
今成果が出ていても慢心しない
ただし、今の仕事で成果が出ていても、それで十分とは言えません。スキルには基本があります。そして基本を応用することで現場の成果につなげることが出来ます。
しかし日本の多くの会社では、OJTが中心で、いきなり実務を教えます。実務にはスキルが含まれていますが、あくまでもその会社、その現場、その業務で活用するために応用されたものです。実務経験を積み、成果が出ているとしても、スキルの基本が身に付いているとは言えません。
その時は分からないのですが、他の業務についたり、他の会社で仕事をするようになれば分かります。必要なスキルは同じはずなのに、うまくいかないことがあります。つまり、環境や条件が違うと通用しなくなるのです。これは基本が出来ていないか、応用力が足りないかのいずれかが原因です。ビジネスパーソンとしての価値を高めようと思うならば、今、成果が出ていることに満足してはいけないのです。
ポータブルスキルを選び、基本から学ぶ
実務経験を積み、成果を上げられるようになったこと自体は価値があります。しかし、経験した実務は応用編です。環境や条件が違っても使いこなすには、基本が大切です。
そこで必要なのは、現場で使いながら、基本に立ち返って、きちんと学ぶことです。基本をきちんと押さえた上で、応用編として実務を積むことで本当にスキルを使いこなせるレベルと言えます。
スキルの基本は変わりません。使いこなすレベルにあれば、どこの会社でも、どこの現場でも使いこなせます。そして成果を上げるのに貢献出来ます。これがポータブルスキルと言われるものです。
これからの時代、どのような業務を担当しなくてはならないか分かりません。転職も一般的になるでしょう。ビジネスパーソンとしての価値を高めるには、今の仕事で成果を上げていることで満足してはいけません。ポータブルスキルとして有用なスキルを選び、基本を身に付け、応用力含めてレベルアップするることが重要なのです。
経営者の「こんな会社にしたい」の実現を支援することを目指して、
2011年にオフィス・ビブラビを設立しました。
VIVE LA VIE(ビブラビ)はフランス語で「人生万歳」という意味です。
ビジネスの支援を通して、そこに関わる人たちの人生が充実したものになる一助となりたい。
そんな思いでサービスを提供しています。
長尾洋介プロフィール
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