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選択肢を評価して選ぶ

荒涼とした道のない場所に一本の道路標識

解決策を決めるのも意思決定の一つです。解決策を決める最後のプロセスは選択肢の中から一つを選ぶことです。

100点満点の解決策はない

解決策を選ぶ基準は最終的にはベストなものを選ぶことです。ところが基準は、目的や前提条件、制約条件など複数あります。そこで最初にするのは、解決策の選択肢をそれぞれの基準で評価することです。

複数の基準で評価すると、基準によって解決策の評価が違うはずです。どの選択肢も、ある基準では優れているけれど、他の基準では劣っている状況です。

全ての基準で優れている案を見つけられるのが理想ですが、それは現実的ではありません。もちろん、最初から諦めてはいけません。全ての基準で理想通りの案があると信じて考えることが大切です。

しかし現実には、全てにおいて優れている100点満点の案がないことがほとんどです。一長一短ある中で一つを選ぶのが意思決定です。

優先順位の高い条件で絞り込む

解決策の検討を始める前に解決策に求める条件を決めておくことをお勧めしています。その上で解決策を考え、候補を絞り込んでいきます。全ての候補を、全ての選択基準に照らして評価するのは膨大な作業になります。そこで、ある程度まで絞り込む場合は、簡便な方法を採ることをお勧めしています。具体的には優先順位の高い条件で絞り込む方法です。

まず、目的の達成への効果の低いものから一定数を除外します。また、解決策の目的には期限があるものです。期限が条件に合わないものは除外します。そして、予算や人員などのリソースにも制限があるはずです。制限を超えるものを除外、ほとんどの候補が超える場合は超過が大きい方から一定数を除外します。

このように絞り込んだ後、いくつかの最終案の中から最後には一つを選ばなくてはなりません。絞り込んだ最終的な候補として残った解決策は優劣が付けにくい場合もあります。そこで決め方を決めることになります。
その方法として、

  • 多数決
  • 総合点(一定のルールで点数化)

などがあります。どの方法を採るにしても、恣意的にならないように、評価基準に従い、合理的に選ぶことが大切です。

軽視してはいけない他への影響

単純に解決策の優劣だけで選ぶと問題が起こることもあります。

例えば他部署などへの影響です。業務は単独の部署で完結するものではありません。一つ何かを変えれば、多数の業務や部署が影響を受けます。もしかしたら、予算や人員を削られる可能性もあります。

他にも取引先やお客様、会社周辺の人たちに影響が及ぶこともあります。このように解決策が及ぼす影響範囲とその影響も考える方が良いです。解決策の実行が困難になったり、問題が起こることもあります。大きいと想定される他への影響は選択基準の中に入れることをお勧めします。

どれも選ばないという選択もある

どれだけ考え、検討しても採用するに値しない解決策が見つからないこともあります。選択基準に照らして評価すると、どれも大きなマイナス点があったり、総合点で次第点に達しないこともあるでしょう。

懸命に時間をかけて検討した末なので、どれかを選ばないといけない気持ちになるでしょう。しかし、不適切な案しかないのならば、どれも選ばない、言い換えると目的を諦める、という選択もあります。

解決策を実行するのにはコストも含めて負担がかかります。負担してでも達成しないといけないことなのかを考えなくてはなりません。そこまでの重要性がないかもしれません。他への悪影響が大き過ぎるかもしれません。このような場合は、目的を諦めることが最適な意思決定かもしれません。どれも選ばない、というのも一つの選択肢です。

至った結論は検討の集大成

会社の将来に影響するのが会社の意思決定です。適切なものでなくてはなりません。

さらに意思決定した内容は、実行する社員だけでなく多くの利害関係者に影響を与えます。説明して合意を得なくてはならないでしょう。合意が得られなければ、説得しなくてはならないかもしれません。つまり意思決定の内容は、説明責任、アカウンタビリティに耐えるレベルのものでなくてはなりません。

そのために必要なのは、きちんとしたプロセスを踏み、検討することです。きちんとしたプロセスを踏んでいれば、解決策を選ぶまでに、考え、必要な作業をしてきたはずです。自ずと至った結論、選んだ解決策は説明責任を果たせる中身になっているはずです。まさに検討の末至った結論は、集大成と言えるのです。

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