ビブラビ記事一覧

【矛盾する労働環境への要望(番外編)】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
多様な働き方が出来るように
労働環境を整えることが
企業に求められている時代です。
前回のブログまで
3回にわたって、
産休や育休、介護休暇の制度を
整備するだけでは解決しない
他の問題について
考えてきました。
今回は番外編として
関連するキーワード、
ワークライフバランス
について考えていきます。


以前の日本は、
企業戦士と言われるほど、
会社に滅私奉公するのが
当然と言われていました。
一定の経済成長を遂げた後、
私生活の充実も大切にする
ライフスタイルへと
変化するのも当然です。
そこで出て来た言葉が
ワークライフバランスです。
仕事と私生活と
バランスの取れた
ライフスタイルです。
特にこの時期、
企業の経営が苦しく、
リストラが行われ、
残った社員の労働環境は
厳しいものでした。
ですので、
この流れは
必然だと思いますし、
良い傾向だと考えています。
ただし、
この言葉が生まれた初期には、
時間外労働や休日出勤を
少なくすることだけに
目が向いていました。
いわゆる
労働条件の改善です。
これを労使交渉で
勝ち取るには、
大きな壁がありました。
先程書いた通り、
会社の経営状況も厳しく、
ただ時短を求めても
要求に応えられる状況に
なかったからです。
ところが最近、
再びワークライフバランスが
注目されるようになりました。
ただし、
初期のものと
全く同じではありません。
単純に会社へ
待遇改善を求めるのではなく、
いかに
労働時間を短くしながら
生産性を維持するのか?
というように
議論の方向性と主体が
変わって来たのです。
元々日本の労働生産性は
他の欧米諸国と比べて低いと
言われています。
会社としての生産性を落とさず、
いかに時短を実現するのかを
社員を巻き込みながら考えるように
なったのです。
ここが
当初の企業への要求一辺倒だった
ワークライフバランスとは
大きく違う部分です。
会社は営利目的の組織です。
生産性を維持しながら
労働条件を改善していくために
社員も一緒になって考えることが
重要だと考えています。
これは、
産休や育休、介護休暇を含めた
多様な働き方の実現にも
共通しています。
制度を作ることを会社に求め
作ることは簡単かもしれません。
それでも、
実際に運用を始めると、
同じ職場にいる同僚の負担が
大きくなるという現実があります。
この問題は
ただ会社に要求するだけでは
解決しません。
社員にも考えてもらい、
協力しながら解決策を
考えていくことが重要なのです。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーーーー
オフィス・ビブラビの
オフィシャルFacebookページは
こちらです。

http://www.facebook.com/OFFICE.VIVE.LA.VIE
ブログの更新情報の他、
現場力強化と活用についての
情報を投稿しています。
ページに「いいね!」
していただいたら嬉しいです。

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP