ビブラビ記事一覧

【矛盾する労働環境への要望(3・終)】

現場力強化を支援している
オフィス・ビブラビです。
ブログを訪問いただき、
ありがとうございます。
会社が提供することを
求められている労働環境は
変化しています。
現在求められているのは、
多様な働き方への対応です。
女性の活用の必要性から
産休や育休の取得、
高齢化社会の中で増えてきた
介護休暇の取得です。
この二つには、
休みが取れるように
するだけでは解決しない
他の問題が絡んできます。
このことを
3回に分けて考えている
3回目、最終回です。
今回は、
同僚のやり甲斐の維持
です。


産休、育休、介護休暇は
制度を作った上で、
制度を活用しやすいように
仕組みを整備することが
必要だと書きました。
休暇を取る人が出れば
替わりの人を配置し、
職場の要員は満たされます。
しかし、
補充として入った
社員にとって
初めての業務であれば
習熟するまでに
一定の期間が必要です。
新しく入った人に教え、
サポートするのは
職場の同僚しか出来ません。
いくら業務を標準化しても、
人が入れ替われば、
同僚への負担は増えます。
そして、
休暇を終えて戻って来た社員の
キャリアパスに配慮して、
休みを取らずに働き続けてきた
社員と同等の処遇をすれば、
不公平感が生まれても
仕方がありません。
しかし、
業務の標準化を
進めれば進めるほど、
社員間の会社への貢献度も
平準化されます。
経験を積み、
実績を上げることによる
個人のレベルアップと、
業務の標準化との
整合性の取れた制度を作るのは
容易なことではありません。
出産や子育て、
親の介護などの場面でも
休みを取りながら
キャリアアップが可能な
制度が整っている会社は
働きやすい会社です。
その反面、
上昇志向と向上心の高い、
やる気のある社員にとって
魅力的な会社ではないと
思われます。
個々の社員の
やる気を維持し、
向上心を高めることと
両立させることは
難しいものです。
この二つの
ある意味矛盾した
社員の要望に対し、
どのように対応すれば
良いでしょうか?
その答えに唯一の解は
ありません。
例として、
同じ志向性の社員で固める
職場議論を重ねて
社員の同意を得ながら決める
などが考えられます。
いずれにしても、
綺麗事で固めた制度では
本当の意味では
うまくいかないのが現実です。
かと言って、
放置していて
何とかなる問題でも
ありません。
経営陣が主体的に
関わりながら
真剣に取り組む必要のある
テーマだと考えています。
本来は今回で終了の予定でしたが、
このテーマに密接に関係するので、
次のブログで番外編として
ワークライフバランス
について書きます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
ーーーーーーーーーーーーーーー
オフィス・ビブラビの
オフィシャルFacebookページは
こちらです。

http://www.facebook.com/OFFICE.VIVE.LA.VIE
ブログの更新情報の他、
現場力強化と活用についての
情報を投稿しています。
ページに「いいね!」
していただいたら嬉しいです。

アーカイブ

オフィスビブラビ公式Facebook

PAGE TOP