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【「やり切る力」は会社には厄介?】

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ありがとうございます。
自己啓発、
特にビジネスに関する
自己啓発への関心は
強い傾向が続いています。
ビジネスマンとして
成功したり、
レベルアップするために
必要なこととして
共通して言われているのが
「やり切る力」です。
この「やり切る力」は、
会社にとって
有り難くもあり、
厄介なものです。


「やり切る」ことを
目差す社員は、
仕事の質の面でも
結果に対しても
妥協せずに頑張ります。
会社としては
頼もしい限りです。
そんな社員を
支援したいと思うのも、
高く評価したいと思うのも
当然のことです。
ところが、
今の風潮では、
良いことばかりでは
ありません。
出来るまでやる、
納得出来るまでやる、
新しいことに挑戦する、
新しいことを学ぶ、
どれも時間に制約があると
出来ないことです。
そうです。
労務管理上、
問題なのです。
今は、
残業代を払えば良い、
というわけにも
いかないのです。
そして、
お話を聞いた経営者の会社では
他の問題も
起きていました。
他の社員からの不満です。
「やり切る」意識が
それほど高くない社員や、
「やり切る」意識は低く
仕事は
「稼ぐために時間を売っているだけ」
と思っている社員にとっては、
やたらと頑張る社員は、
迷惑な存在なのです。
勤務時間内は
真面目に仕事をしているのに
自分達の評価が低いことが
納得出来ないのです。
そして、その不満の矛先は、
その「やり切る」社員を
高く評価する会社に向きます。
さらに、
「やり切る」社員を
敵のようにみなして、
仲間外れにしていました。
会社への貢献度が
高いのですから、
「やり切る」社員に
高い評価を与えるのは
当然です。
かと言って
無制限に仕事をさせると、
労務管理上問題があります。
さらに、
他の社員の
モチベーションが下がるのも、
社内のチームワークが
悪くなるのも
業務上問題です。
「やり切る」社員、
「やり切る力」を
身につけたいと
努力している社員を
会社として支援し、
表立って応援することは
難しいのです。
結局その会社では、
残業時間には制限をかけ、
経営者が個人的に
支援し、応援することに
したそうです。
会社全体を考えると、
苦渋の判断だったそうです。
「やり切る力」の育成と
労務管理は、
両立が難しいことが
しばしば起こります。
それにしても、
もったいない話です。
最後までお読みいただき、
ありがとうございます。
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