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【「江戸しぐさ」と人の育成】

ブログを訪問していただき、
ありがとうございます。
「ワーク・ブレイクダウン」実践家、
「こんな会社にしたい」を応援する
オフィス・ビブラビの長尾です。
以前のブログでご紹介した
「江戸しぐさ」の元になっている
「振る舞い」や「所作」は、
今で言う「市民」だけでなく、
「ビジネス」を行う者としての
基本的な「常識」や「姿勢」が
含まれています。
そして、
それらの「振る舞い」を
どのように身につけさせるか
についても、
触れられています。
ですので、人を「育てる」上でも、
参考になる内容が
多く含まれています。


「市民」として、
「振る舞い」「常識」を
身につけさせることは、
「子育て」につながります。
「子育て」に「江戸しぐさ」を
取り入れている人達がいるのも
当然です。
その「育てる」には
「プロセス=順番」があります。
1.真似が出来る
2.自分で出来る
3.理(ことわり)が分かる
最初に、
大人の真似が出来るようになり、
次に、
大人の代わりが勤まり
最終的には、
自分で判断出来るようになる
という段階を踏んでいくのです。
この「人を育てる」上で、
「江戸しぐさ」では、
大切なポイントがあります。
それは、
「教育」ではなく、
「養育」という考え方です。
「教育」は、「教える」です。
「しなくてはならないこと」
「して良いこと」
「してはいけないこと」を、
言って聞かせたり、
指示や命令したりして、
「教える」ことを通して
「育てる」のです。
一方「養育」は、
「養い」「育てる」のです。
まずは、大人(先輩)が、
常に見本となる「振る舞い」を
することが前提となります。
子供や新人は、
大人や先輩がすることを
真似るものです。
そして、
「正しい」「振る舞い」
「しなくてはいけない」「振る舞い」を
したら、
褒めるのです。
「してはいけないこと」をしたら、
もちろん、指摘することは、
大切ですが、
それ以上に大切なことは、
そのことを本人に「気付かせる」のです。
「してはいけないこと」をしたことで、
迷惑をかけた相手、
失礼ことをした相手に、
大人や先輩がお詫びを
しているところを見せたり、
同じような場面で、
「正しい」「振る舞い」の
やり方を見せたりします。
「育てる側」からすると、
説明して、
指示して、
命令する
「教育」の方が簡単で楽に
感じるかもしれません。
「養育」するには、
常に見守り、
気付かせるような工夫と、
本人が気付くことまで
待たなくてはならないのです。
確かに、
目が離せない上に、
辛抱が必要です。
一見、「教育」の方が、
早いように見えますが、
「本当に」本人が、
「育ち」「成長」するのは、
「養育」です。
「人材育成」の大切さが
今まで以上に求められている
時代です。
「育成」の取り組みの中に、
「養育」という考え方を、
少しでも組み入れてみては
いかがでしょうか?
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
「ワーク・ブレイクダウン」は、
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