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【スーパーマンのような人もいないし会社もない】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
全ての面で能力が高い人はいません。
それは会社も同じです。


ビジネスパーソンとして必要とされる能力はさまざまです。
そして、人は誰にでも優れていること、劣っていること、平均的なことがあります。
これは会社も同じです。
会社にも必要な能力はさまざまあり、会社によって優れている点、劣っている点、平均的な点があります。
人も会社もスーパーマンはいないのです。
うらやましく感じるような業績を上げている会社があるとします。
その会社と比較すると、自社の劣っている点が目に付くものです。
そして、自社の劣っている点が業績の違いの原因だと結論付けてしまいがちです。
しかし、その会社にも自社と比べて劣っている点もあるはずです。
そのことには気付きにくいものです。
では、どこに違いがあるのでしょうか?
業績を上げている会社は、強みを生かし、弱みの影響を最小限に抑えているのです。
戦略を考える時、よく使われるフレームワークにSWOT分析があります。
単純に言えば、自社の強み、弱みと、環境にある機会、脅威とのマトリックスで戦略を考えるためのフレームワークです。
成功している会社の多くは、自社の強みを生かして機会を捉え、脅威を最小限に抑え、脅威に対して自社の弱みによって致命的な影響を受けないところでビジネスを行っています。
他社のことですから、きちんと分析した結果の戦略なのかどうかは分かりません。
もしかしたら、試行錯誤している間に、結果としてその会社に最適な戦略にたどり着いたのかもしれません。
その会社の経営者に話を聞くと、考えに考え、練り上げた戦略だと答えるかもしれません。
しかし蛇足ですが、勝因の多くは後付けのことが多いです。
業績を上げている会社であっても、劣っている点はあります。
劣っている点があることは、どこの会社も同じです。
もちろん何が劣っているかは違うかもしれません。
ですので、成功している会社のことを参考にするのは良いのですが、真似をしても業績が良くなるとは限らないのです。
自社の劣っている点を知ることは大切です。
劣っている点を無視するのも良くありませんが、劣っている点を気にしすぎる必要はありません。
劣っている点を強化することも有効ですが、優れている点を活かすことの方が、より効果的です。
これは会社の戦略だけでなく、人の活用にも言えることです。
まず、優れた点を活かすこと、そして劣っている点は強化しながらも、影響を小さくするように工夫することが大切です。
これを意識して会社の戦略を考え、従業員を活用しているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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