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【1つの問題が他の問題を引き起こしている】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
問題のない会社はありません。
ところが問題がさらに他の問題を引き起こしている会社もあります。


問題も課題もない会社はありません。
そして、ほとんどの経営者が問題や課題を解決したいと思っています。
しかし、実際に問題や課題の解決に取り組んでいない会社は多くあります。
オフィス・ビブラビでは、問題と課題を分けて考えています。
業務に支障が出ていたり、お客様や取引先とトラブルが起こっているなど、現実に困ったことが起こっていることを問題と分類しています。
一方、課題と分類しているのは、新規事業、改善、改革など、将来に向けて取り組んでいるものです。
課題は前向きな内容なので、考えるのも楽しいものです。
なかなか具体的に取り組めていなくても、常に頭にあります。
そして、実現につながる情報に触れたり、アイデアが浮かべば動き出します。
ところが、問題は逆に、考えると暗くなる内容です。
しかし、従業員は日々の業務の中で困っています。
従業員は解決して欲しいと思っています。
困ったことが起こるたびに問題のことを思い出します。
そして解決されない状態が続くと、会社に不満を感じます。
日々、何度も困っているのですから、当然です。
このような会社は少なくありません。
では、経営者は問題に気付いていないのでしょうか?
本当に気付いていない経営者もいるかもしれませんが、ほとんどの経営者が気付いています。
しかし、経営者自身が解決に乗り出しているケースは多くありません。
そして、従業員は、経営者は分かっていない、と不満を募らせているのです。
必ずしも、経営者自ら解決する必要はありません。
もちろん経営者でなくては解決出来ない問題もあります。
その場合は、実務の多くを部下に指示しても構いませんが、経営者自ら解決に関わる必要があります。
一方、管理職や現場で解決出来ることは、現場に任せれば良いです。
しかし大切なのは、解決するようにきちんと指示することです。
現場で解決出来る問題であっても、ただ見ていてはいけないのです。
問題は気付いているだけで、放置してはいけません。
問題があることを知っていることを従業員に知ってもらわければなりません。
そして、具体的な行動や指示をすることで、問題を解決する気持ちがあることを分かってもらわなくてはなりません。
そうしなければ、社員は不満と不信感を募らせ、信頼関係が崩れていきます。
問題は厄介事です。
問題を解決するのは面倒なことです。
しかし、問題によって困っているのは従業員です。
経営者の問題に対する姿勢や行動は、従業員との関係に影響を与えます。
そのことを理解し、問題を把握していること、解決のための動きを意識して従業員に伝えているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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