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【経営者の意思決定と結果との関係】

神戸を中心に自ら現場と直接関わりながら、現場力強化を支援しているオフィス・ビブラビの長尾です。
経営者が意思決定することの中には、簡単に決められないことが少なくありません。
そのような意思決定で大切なことは何でしょうか?


経営者が行う意思決定は、会社の将来を左右するようなことも含まれます。
このような重要な意思決定をしなくてはならない場合、誰でも迷い、悩むものです。
経営者も一人の人間ですので、悩んで当然です。
しかし、重要な意思決定を行うことが出来るのは経営者しかいません。
そして、経営者が決めれば、次の段階は実行です。
コンサルタントという立場上、この意思決定から実行、そして、その影響や結果を、数多く見て来ました。
そこで感じていることは、影響や結果に違いを生み出す要因は限られているということです。
悪影響が小さく、良い結果が出るケースに共通しているのは、決めて、動き始めたら迷わないことです。
重要なことだからこそ、経営者も真剣に考えて意思決定を行います。
同時に重要だからこそ、経営者も実行段階に入ってからも、これで良いのか疑心暗鬼になります。
その不安は、一人で抱えるには大き過ぎると感じることもあるようです。
これは仕方がないことです。
ところで、この不安を一人で抱え切れないと、経営者はどのような行動を採るでしょうか?
社員に自信がないことを伝えたり、不安をもらしたり、方針や指示を変更したりしがちです。
経営者が社員に決定事項への不安を伝えれば、当然社員も不安になります。
その社員の不安は、指示されたことへの社員の取り組み姿勢にも影響を与えます。
方針や指示が変われば、それまでしたことが無駄になったり、新たにしなくてはならないことが増えることで社員の負担が増えます。
当然、社員は不満を感じます。
社員が不安や不満を感じることで、実行の質は確実に下がります。
実行の質が下がることは、結果に悪影響を与えます。
つまり、経営者の不安は、社員の士気を下げ、その結果、結果に悪影響を与えるのです。
上に書いた通り、動き始めたら迷わないことが重要です。
少なくとも、経営者が不安を感じていることを、社員に伝わらないようにしなくてはなりません。
逆に言えば、経営者の自信や確信が社員に伝われば、社員の取り組み姿勢に良い影響を与え、結果として良い結果が出ることが多いのです。
真剣に考え、悩み、迷った上で、一旦決定すれば、自信を持って社員に伝え、指示することが大切です。
もちろん、実行した上で思うような効果や結果が得られなければ、方針を変える必要があります。
しかし、それを判断するのは、質の高い取り組みを実行した結果を見てからでなくてはなりません。
経営者も人ですので、実行途中で不安になることもあります。
しかし、それを社内に伝えることの悪影響は大きいです。
そのことを理解した上で、意識して動き出したら迷わないように心がけているのも、現場力の強い経営者の特長の1つです。
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執筆者、長尾洋介のプロフィール

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